注文住宅オプションランキング25選!新築でやっておけばよかったおすすめ設備一覧

注文住宅は自由度の高さが魅力的ですが、具体的に計画を考え始めると、オプションの選択に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

注文住宅のオプションは少額なものから高額なもの、暮らしが少し便利になるものから生活様式に大きな影響を及ぼすものまで多種多様です。どのオプションを取り入れるかによって、将来の快適さや満足度は大きく変わってきます。

本記事では、「あとから付けるのは大変」「新築でやっておけばよかった」という声も多い人気のオプションを、ランキング形式でご紹介します。ぜひ参考にして、理想の家づくりに役立ててください。

この記事を書いた人

IECOCORO編集部
群馬・栃木・宮城・山形で注文住宅の情報誌「IECOCORO(イエココロ)」を発行する編集部。WEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、地域の工務店情報のほか、多数の建築実例とイベント情報を紹介しています。

目次

注文住宅のオプションとは?基本の知識と選び方を紹介

注文住宅のオプションとは?

注文住宅はそもそも自分たちがすべて仕様を決める住宅であるはずなのに、「オプションを追加して変更する」とはどういうことだろう、と疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。

注文住宅には大きく分けて①フルオーダー住宅②セミオーダー住宅③企画(規格)型住宅の3つの種類があります。

このうち、①フルオーダー住宅は自分たちで間取りや設備、内装や外装のすべてを選んで決めますが、②セミオーダー住宅や③企画(規格)型住宅では建築会社が「標準仕様」を設定しており、標準仕様から機能を追加したり素材を高級なものに変更したりすることを「オプション」と呼んでいます。

オプションを追加するかどうかは自分たちで決められますから、建築会社が提示する標準仕様に不満がなければオプションを追加せずに建築することも可能です。

CHECK POINT!

標準仕様は建築会社ごとに異なるため、ある建築会社ではオプションに設定されている設備が、他の建築会社では標準仕様になっていることがあります。標準仕様が好みに近い建築会社を選択すると、より自分に合う住まいに仕上げやすくなるでしょう。

オプションは追加料金がかかるため、追加する場合は本当に必要な設備なのか吟味してから選択することが大切です。

注文住宅のオプションにはどんなものがある?

注文住宅でオプションとして設定されている設備には、どんなものがあるのでしょうか?

建築会社によって何をオプションとしているかは異なりますが、以下で5つの項目に分けて一般的にオプションとされている設備を紹介します。ぜひオプションを選ぶ時の参考にしてください。

キッチンのオプション

注文住宅のオプションの中でも、キッチンは利便性とデザイン性のバランスを重視する傾向が強い分野です。収納力や掃除のしやすさを重視する人が多い一方で、最新設備やおしゃれなデザインを取り入れたいという要望も多く、選択肢が豊富に揃っています。

標準仕様にない設備を新しく設置するオプション

パントリーキッチン近くに設置する食品庫で、備蓄の管理がしやすくなります。また、キッチン用品の収納に使用することも可能です。
ビルトイン
食器洗い乾燥機
キッチン本体に組み込む食器洗い乾燥機で、キッチン本体に組み込むため場所を取りません。
ビルトインオーブンキッチン本体に組み込むオーブンで、キッチン本体に組み込むため場所を取りません。
ディスポーザーシンク下に取り付ける生ごみ処理機で、生ゴミの量が減り、シンクを清潔に保つことができます。
カップボード食器棚のことで、キッチン本体とデザインを揃えることができます。

標準仕様にある設備を別のものに変更するオプション

キッチン本体好きなメーカーの製品に変更します。独立した島のような形のアイランドキッチンや、半島のような形のペニンシュラキッチンにすることも可能です。
ワークトップ
(天板)
素材を人工大理石などに変更することで高級感が出て、手入れがしやすくなります。
キッチンパネルマグネット仕様のものに変更することで、マグネットのフックやラックを使ってキッチン用品を使い勝手良く収納することができます。
シンク好きなメーカーの製品に変更します。排水口に水が流れやすかったり、作業しやすい高さを選べたりする多機能シンクに変更することも可能です。
水栓好きなメーカーの製品に変更します。手をかざすことで水を出したり止めたりできるタッチレス水栓に変更することも可能です。
レンジフード好きなメーカーの製品に変更します。トレイにお湯を入れてスイッチを押すと内部が自動で洗浄される自動洗浄機能付きレンジフードに変更することも可能です。

水回りのオプション

水回りのオプションは、使い勝手と掃除のしやすさを重視する傾向が強く、家族全員が快適に利用できる設備が求められます。浴室やトイレ、洗面所など、それぞれに特化した機能性やデザイン性を備えた多様な選択肢が揃っており、日々の暮らしを支える重要なポイントとなっています。

標準仕様にない設備を新しく設置するオプション

浴室暖房乾燥機浴室内の換気や暖房、洗濯物の乾燥などを行う機械です。浴室を暖めたり、湿気を取り除いたり、洗濯物を干したりすることができます。種類によっては、ミストサウナ機能が付いているものもあります。
衣類乾燥機電気やガスを利用して衣類を乾燥させる機械で、悪天候の日でも洗濯物を乾かすことができます。洗濯物の量が多い時は、洗濯機を回しながら同時に使用することも可能です。
浴室テレビ浴室に設置する埋め込み型防水テレビで、いちいち機械を持ち込まずに動画や音楽を楽しむことができます。
手洗いカウンタートイレ内に設置する独立した手洗いカウンターで、一カ所で手洗いまで完結できるので衛生的です。また、来客を洗面・脱衣室に通さなくて良くなります。

標準仕様にある設備を別のものに変更するオプション

浴槽好きなメーカーの製品に変更します。素材を変更して高級感を出したり、ジェットバスや自動洗浄機能付きのものなどに変更して利便性や使い心地を良くしたりすることも可能です。
洗面台好きなメーカーの製品に変更します。素材を変更して高級感を出したり、ボウルや水栓の数を変更して使い勝手を良くしたりすることも可能です。
シャワー節水タイプやオーバーヘッドシャワーに変更します。節水タイプは水道代やガス代の節約につながります。
浴室の床自動洗浄機能付きのものなどに変更することで、掃除の頻度を減らすことができます。
トイレ好きなメーカーの製品に変更します。タンクレスや自動洗浄・開閉機能付きのものに変更すると見た目がすっきりし、手入れがしやすくなります。

玄関

玄関のオプションは、利便性や防犯性だけでなく、家の「顔」としての役割も考えて選ばれる傾向にあります。毎日出入りする場所ですから、標準仕様から一工夫加えたいと考える人も多いようです。

標準仕様にない設備を新しく設置するオプション

宅配ボックス不在時でも荷物を受け取れる専用の箱で、再配達の手間が省け、置き配のサービスなども安全に利用することができます。
土間収納土足で使用できる室内の収納で、靴やアウトドア用品を使い勝手良く収納することができ、玄関をきれいに保ちやすくなります。
玄関鏡玄関に設置する鏡で、壁や収納の扉にはめ込む形にすると場所を取らず、対面の壁を反射して玄関を広く見せる効果もあります。

標準仕様にある設備を別のものに変更するオプション

電子錠システム(スマートドア)に変更することで、荷物で手がふさがっていても開錠できるようになります。
門柱表札やポスト、インターホンや宅配ボックスなどの機能を一つにまとめた機能門柱に変更することで、玄関回りがすっきりします。

外装・内装

外装・内装のオプションは、デザイン性と耐久性のバランスが求められる傾向があります。外装は家全体の印象や耐久性が重視され、内装は家族の好みに合わせた素材や色使い、機能性が重要視されます。個性を反映できる多彩な選択肢が揃っているのが特徴です。

標準仕様にある設備を別のものに変更するオプション

外壁金属系サイディングやタイルなどの素材に変更することで、高級感が出たり、手入れがしやすくなったりします。
断熱材ウレタンやセルローズファイバーなどの素材に変更することで、断熱効果や防音効果が高くなります。
床材無垢床やタイルなどに素材を変更することで、見た目や性能が良くなります。
壁紙好みのメーカーや色柄のもの、性能が高いものに変更します。見た目に高級感が出たり、調湿機能が付いたり、耐久性が上がったりします。
二重・三重ガラスや防犯ガラスなどに変更することで、断熱性や防音性、安全性が高くなります。
サッシ樹脂サッシや木製サッシなどに変更することで、断熱性や防音性が高くなります。
通常より高さのあるハイドアに変更することで、開放感が出て、空間が広く感じられます。
天井通常より高さのあるハイスタッドや吹き抜けに変更することで、開放感が出て、空間が広く感じられます。

その他

その他に分類したオプションには、生活に必須ではないものの、あれば便利な設備や生活の質が向上する設備が多く揃っています。細かな設備や最新の技術を取り入れることで、家全体のエネルギーの効率性や利便性を高めることができます。

標準仕様にない設備を新しく設置するオプション

太陽光発電システム太陽光パネルを屋根に取り付けて太陽光で発電を行うシステムで、自宅で発電することで電気代を節約することができます。
家庭用燃料電池
(エネファーム)
ガスから取り出した水素と酸素の化学反応で発電し、その際に発生する熱で給湯を行う家庭用燃料電池システムで、自立発電機能付きのものなら停電が起きても電気を使用することができます。
床暖房床下に設置した熱源によって床や部屋を暖める暖房器具で、部屋全体を均一に暖めることが可能になります。
全館空調システム家全体を一つの空調システムで管理して冷暖房や換気を行うシステムで、部屋ごとの温度差がなくなり家の中のどこにいても快適に過ごすことが可能になります。
手すり転倒を防いだり、歩行や動作を補助するために取り付ける部材で、玄関や浴室、トイレなどが安全に使用できるようになります。
電動シャッター車庫や雨戸に取り付ける電動のシャッターで、リモコンや壁スイッチなどの操作により自動で開閉させることができます。
可動棚高さを自由に変えられる棚で、収納の内部に取り付けることで収納の利便性を上げることができます。
室内物干し金物室内で洗濯物が干せるように設置する金物で、雨の日や夜遅い時間でも洗濯物を干すことが可能になります。

標準仕様にある設備を別のものに変更するオプション

給湯器ヒートポンプ給湯機(エコキュート)や潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)、ハイブリッド給湯システムなど、電気やガスを使用した高性能な給湯器に変更することで電気代を節約することができます。
照明明るさを調整できる調光機能付きの照明や、2カ所で同じ照明を操作できる3路スイッチに変更することで、利便性が向上します。
コンセント必要な分だけコンセントの数を増やしたり、防水仕様のものに変更したりすることで利便性が向上します。

注文住宅のオプションの選び方の6つのコツ

便利で快適な家づくりのために、オプション選びは非常に重要な要素です。以下で、注文住宅のオプションの選び方のコツを6つ紹介します。自分や家族の生活に合った最適な選択ができるよう、ぜひ参考にしてください。

①予算上限を決める

オプションを検討する時には、まず予算の上限を決め、その範囲内で選ぶことが重要です。どのオプションも便利なため、上限を決めていないと採用したいものがどんどん増えてしまい、建築費が大幅に上がる可能性があります。予算の制約があることで、本当に必要なオプションかどうかを慎重に判断することができます。

②家族と話し合って希望のオプションに優先順位をつける

オプションには魅力的なものが多いですが、すべてを導入するのは費用面で難しいことが多いです。必要性や実用性を考え、本当に必要なオプションであるかをよく検討しましょう。後々の不満を避けるためにも、家族としっかり話し合って納得のいくものを選ぶことが大切です。

③実際に使っているところを具体的に想像してみる

オプション選びに迷ったら、自分たちの日常生活でそのオプションを使っているところを具体的に想像してみましょう。具体的な使用イメージを思い描けないまま導入すると、最初に数回使っただけでその後はほとんど使わないなどといったことにもなりかねません。

④メンテナンスのしやすさを考慮する

オプションを選ぶ時は、デザインや使い勝手だけでなく、長期的な維持費やメンテナンスの手間も考慮することが重要です。後々の手入れが大変にならないかを検討し、導入を判断しましょう。

⑤後からでは導入しづらいものを優先する

オプションには後からでも付けられる設備も多いですが、多くの場合手間と費用が余計に掛かります。特に、配管や配線が必要な設備の導入や、断熱材や床材を変更するといった作業は後から行うと大掛かりな工事が必要になるでしょう。後からの導入がしやすいかどうかもオプションを考える時には重要になります。

⑥可能な限り実物を確認する

オプションを選ぶ時には、カタログやホームページの画像だけで判断せず、実際の商品を確認することが重要です。特に高額な設備は、モデルハウスや住宅展示場で実物を見て検討することをおすすめします。

【費用紹介付き】注文住宅で人気のおすすめオプションランキング25選

オプションで様々な設備が選べるといっても、どのような設備を導入するべきなのか、一般的にどれくらいの費用が掛かるものなのかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そのような悩みの解消の一助となるべく、以下で注文住宅で人気のあるオプションの中からおすすめの設備をランキング形式で紹介します。一緒に紹介している写真はWEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」に掲載している実際の導入例です。ぜひ参考にして、オプション選びに役立ててください。

設備のメーカーや機種によって性能や値段は上下する

国内メーカーと海外メーカーでは価格帯が違います。また、同じメーカーでも機種によって機能やデザインは変わってきますし、高機能・高デザインのモデルほど価格は高くなりますから、以下の費用紹介はあくまで目安の参考価格です。

同じ設備でも、工務店やハウスメーカーによって導入に必要な費用は変わる

工務店やハウスメーカーはそれぞれ標準仕様や利益率などが異なるため、同じ設備・同じ工事内容でも、建築を依頼する会社によって導入時にかかる費用に差が出てきます。

どうしても導入したい設備がある場合、その設備が標準仕様であったり、オプションでも安く導入できるようなプランがあったりする建築会社を選ぶと費用を抑えられるかもしれません。

キッチンで人気のおすすめオプションランキング

1位

ビルトイン食器洗い乾燥機
約15〜30万円

満足度
費用面での導入しやすさ

食器を自動で洗浄・乾燥してくれる食器洗い乾燥機は日々の家事のストレスを大きく軽減してくれますし、キッチンの一部として組み込まれたビルトイン式なら場所も圧迫しません。

標準仕様に入っていることも多いですが、標準仕様が浅型の場合は深型に変更すると使い勝手が良くなります。

2位

タッチレス水栓
約7~25万円

満足度
費用面での導入しやすさ

センサーに手をかざすだけで水を出したり止めたりできるタッチレス水栓に変更すれば、調理中でも作業の手を止めることなく水を使うことができます。

国内外様々なメーカーが生産しているため選択肢が多く、節水機能が付いているものもあります。

3位

パントリー(食品庫)
約15~60万円

満足度
費用面での導入しやすさ

パントリーはキッチン近くの収納スペースで、常温保存が可能な食料品や調味料、食器、消耗品、日用品などをストックしておくことができます。

ちょっとした壁付けのものからウォークイン・ウォークスルー形式でしっかり専用スペースを作るものまであり、面積や作りによって費用は変わってきます。

4位

カップボード(食器棚)
約20~60万円

満足度
費用面での導入しやすさ

カップボードは食器類を収納するための棚で、炊飯器や電子レンジ、キッチン用品を収納できるようになっているものもあります。

多くの場合、キッチンのメーカーによってキッチンとデザインを揃えたものが生産されており、家を建てる時に導入すればコンセントの位置なども細かく調整して設置することが可能です。

5位

ディスポーザー
約15~30万円

満足度
費用面での導入しやすさ

ディスポーザーはシンクの排水口に設置するタイプの生ゴミ粉砕機です。シンクが広く使えるようになり、生ごみの容量が減ってゴミ出しの手間も少なくなります。

自治体の許可や定期的な点検が必要ですが、環境に負荷をかけずにシンクを清潔に保つことができます。

水回りで人気のおすすめオプションランキング

1位

ガス衣類乾燥機
約20~40万円

満足度
費用面での導入しやすさ

ガス衣類乾燥機は、ガスを利用して衣類を乾燥させる機械です。

雨の日でも洗濯物を乾かすことが可能で、洗濯物が多い日には洗濯機と並行して使用することもできます。

導入費用は電気式より高額ですが、電気式より乾燥時間が短く、維持費用が安く済みます。

2位

節水シャワーヘッド
約0.5~3万円

満足度
費用面での導入しやすさ

水が出る穴を小さくしたり、穴の数を少なくしたりすることで水圧を上げて水量を減らす節水シャワーヘッドを導入すると、水道代やガス代が節約できます。

手元に蛇口の開閉なしで簡単に水を止められる止水ボタンが付いているものを選ぶと、水道代の削減により大きな効果が期待できるでしょう。

3位

人工(人造)大理石浴槽
約15〜50万円

満足度
費用面での導入しやすさ

人工(人造)大理石の浴槽は、高級感があり、汚れや傷が付きにくいです。

一般的に標準仕様になっているFRP(ガラス繊維強化プラスチック)の浴槽と比べると高額になりますが、掃除や手入れの手間のことを考えると人工(人造)大理石にしておく方が後々楽になるでしょう。

4位

ダブルボウルの洗面台
約15~50万円

満足度
費用面での導入しやすさ

洗面ボウルが2つ並んでいるダブルボウルの洗面台があると、洗面室の使用が集中する朝の時間でも2人が同時に洗面台を使うことができます。

2人同時に使用したい場合洗面室以外にもう一つ洗面台を作るという方法もありますが、場所の設定・確保が難しく手狭な空間になりがちなので、ダブルボウルにする方がおすすめです。

5位

トイレの手洗いカウンター
約5~20万円

満足度
費用面での導入しやすさ

トイレの手洗いカウンターは、トイレ室内に設置する手洗いボウル付きのカウンターです。

洗面所に移動することなくトイレの中で手洗いまで済ませられるため衛生的で、来客があった時も洗面所まで通す必要がないためプライベートな空間を見られずに済みます。

玄関で人気のおすすめオプションランキング

1位

電子錠システム(スマートドア)
約5~20万円

満足度
費用面での導入しやすさ

電子錠システム(スマートドア)はスマートフォンやカード、顔認証など、様々な方法で施錠・開錠できるドアです。

多くの荷物を持っている時でも出入りしやすいだけでなく、鍵を複製される心配がないため、防犯性にも優れています。

2位

宅配ボックス
約5~20万円

満足度
費用面での導入しやすさ

宅配ボックスは玄関付近に設置する鍵付きの設備で、宅配業者に荷物を中に入れてもらうことで不在時や手が離せない場合でも荷物の受け取りが可能になります。

再配達の手間を省くことができるので、通販の利用が多い人はぜひ導入したい設備です。

3位

土間収納
約10~50万円

満足度
費用面での導入しやすさ

土間収納は玄関から続く土間部分に設置する収納で、玄関クロークやシューズクロークと呼ぶこともあります。

靴を脱がずに利用することができるため、アウトドア用品の収納場所として非常に便利です。費用は面積や作りによって変動します。

4位

玄関鏡
約2~10万円

満足度
費用面での導入しやすさ

玄関に鏡を設置すると、外出前に靴を履いた状態で身だしなみを確認することができます。

後から鏡を置くことももちろん可能ですが、あらかじめ壁や収納の扉などにはめ込む形にしておくと場所を取らない上に、対面の壁を反射して玄関を広く見せる効果もあります。

5位

機能門柱
約7~30万円

満足度
費用面での導入しやすさ

機能門柱は表札やポスト、インターホン、照明などの機能を一つにまとめた設備です。

門柱自体にも様々なデザインのものがあるため自分の好みに合わせて好きなものを選べますし、複数の機能が一つになっていることで玄関まわりがすっきりとまとまります。

外装・内装で人気のおすすめオプションランキング

1位

防犯ガラス
1カ所あたり約2~10万円

満足度
費用面での導入しやすさ

防犯ガラスは、2枚のガラスの間に合成樹脂などの中間膜を挟んで圧着した合わせガラスで、耐貫通性に優れ、割れても破片がほとんど飛び散りません。

破壊しにくく貫通させづらいため防犯対策になるだけでなく、台風や地震、飛来物などへの耐久性も期待できます。

2位

樹脂サッシ
1カ所あたり約3〜8万円

満足度
費用面での導入しやすさ

樹脂サッシは塩化ビニル樹脂などを原料として作られた窓サッシで、断熱性や気密性に優れています。

紫外線の影響を受けやすいという欠点はありますが、断熱性に優れ結露が生じにくく防音効果も高いので、標準仕様に多いアルミサッシと上手に使い分けると良いでしょう。

3位

ウレタン吹付断熱
1㎡あたり約0.3~0.6万円

満足度
費用面での導入しやすさ

ウレタン吹付断熱は、発泡系ウレタンを現場で直接吹き付けて施工する工法です。液体のウレタンを発泡させながら吹き付けるため隙間がなくなり、断熱性が高くなります。

ウレタンには軟質のものと硬質のものがあり、吹き付け範囲や厚みなどによっても費用は変わります。詳細な費用は建築会社によく確認しましょう。

4位

セルローズファイバー吹込断熱
1㎡あたり約0.6~0.9万円

満足度
費用面での導入しやすさ

セルローズファイバー吹込断熱は、天然繊維(パルプ)で出来たセルローズファイバーを壁に貼った袋状のシートの中に隙間なく吹き込む工法です。

ウレタン吹付断熱と比べると高額になりますが、断熱・気密性が高いだけでなく、防音・防虫・防火にも優れた性能を発揮します。

5位

無垢床
1㎡あたり約0.8~3万円

満足度
費用面での導入しやすさ

無垢床(無垢フローリング)は、標準仕様に多い合板を何層か貼り合わせた板を使用する複合フローリングと違い、使用する板の一枚一枚が一本の木で構成されています。

天然の木ならではの質感や肌触りを楽しむことが可能なだけでなく、調湿性に優れているため湿度の高い夏や乾燥する冬も快適に過ごすことができます。

その他で人気のおすすめオプションランキング

1位

3路スイッチ
1カ所につき約0.2~1万円

満足度
費用面での導入しやすさ

3路スイッチは1つの照明を2カ所から操作できるスイッチです。

階段の上下や廊下の端と端、寝室の入り口と枕元など2カ所で操作できれば便利な場面は多いので、積極的に取り入れていきたいオプションになります。

2位

手すり
屋内1本につき約1~3万円

満足度
費用面での導入しやすさ

建てた家に長く住むことが決まっている場合、今現在は必要なくても手すりを付けておくと後々安心です。

階段は建築基準法で手すりの設置が義務になっていますが、そのほか玄関や浴室、トイレなどただ歩くだけでなく上下の動作が必要な箇所は手すりがあると非常に便利になります。

3位

太陽光発電システム
1kWあたり約28.8万円

満足度
費用面での導入しやすさ

太陽光発電システムは、主に太陽の光を電気に変える太陽光パネル、変換した電気を家庭用に変換するパワーコンディショナー、両者をつなぐ接続箱で構成された設備です。

生み出した電気を自家消費することで電気代を抑えたり、売電して収入を得たりすることができます。

4位

ヒートポンプ給湯機(エコキュート)
約40~80万円

満足度
費用面での導入しやすさ

ヒートポンプ給湯機は、ヒートポンプ技術を使って空気の熱を利用して水を沸かします。

電気だけでお湯を沸かす時より消費電力を約1/3に抑えることができる上に、割安な夜間電力を使用してお湯を沸かすため、電気代が安くなります。

最近では太陽光発電と組み合わせてより消費電力を抑える型(おひさまエコキュート)も出ています。

5位

家庭用蓄電池
約48~216万円

満足度
費用面での導入しやすさ

家庭用蓄電池は、太陽光パネルで発電した電気や電力会社から購入した電気を貯めておき必要なときに使用できる設備で、電気を貯める蓄電池ユニットと電気を変換するパワーコンディショナーで構成されています。

設置費用は高額ですが、電気代の節約ができるだけでなく、災害で停電した時にも電気を使用することが可能になります。

失敗例から学ぶ「やっておけばよかった」と後悔しないオプション選び

注文住宅は自由度が高く希望により様々なカスタマイズが可能ですが、完璧に計画したつもりでも、実際に生活してみて初めて不便さに気が付くことはよくあります。

以下で、オプションに関する「やっておけばよかった」という失敗例を紹介し、後悔しないためのオプション選びのポイントを解説します。理想の住まいを手に入れるために、ぜひ参考にしてください。

内装・外装に関する「やっておけばよかった」失敗例

CASE1:床材のグレードを上げておけばよかった!

なるべく費用を抑えたかったのでリビングの床材のグレードを落としたのですが、毎日目にする場所なので見るたびに安っぽさが気になってしまいます。

CHECK POINT!

毎日使う場所のオプション費用を削ると、目に入るたびに気になってしまうことが多いです。オプションの予算の割り振りを考える時は、その場所や設備をどれくらいの頻度で使うかも考慮しましょう。

CASE2:家の外観にもっとこだわっておけばよかった!

外観にはあまりお金をかけずにシンプルなデザインにしたのですが、住み始めてみると帰宅するたびに殺風景な印象が気になるようになりました。

CHECK POINT!

家の外観は家全体の印象を左右します。玄関周りや外壁を一部グレードアップするだけでも印象は変わりますから、外観のデザインや素材はこだわりを持って検討しましょう。

収納に関する「やっておけばよかった」失敗例

CASE1:キッチンの収納を増やしておけばよかった!

キッチンは使い慣れたサイズで良いと思って標準仕様のままにしたのですが、収納が少なくて天板の上が常に雑然としています。

CHECK POINT!

キッチンは物が増えやすい場所です。収納力が不足すると片付けが大変になりますから、普段の料理の習慣や持ち物に合わせて収納を増やすことを検討しましょう。

CASE2:子供部屋の収納を多めに作っておけばよかった!

子供部屋の収納を建てる時の持ち物を基準に作ったのですが、成長するにつれて物が増え、収納に困るようになってしまいました。

CHECK POINT!

子供部屋の収納は、成長とともに物が増えることを見越して確保しておくのがポイントです。後から追加するのは難しいため、余裕を持った収納計画を立て、将来的な使い方も考えて決めましょう。

CASE3:トイレに収納を作っておけばよかった!

トイレは標準仕様で済ませたのですが、収納が少ないため掃除用具やトイレットペーパーをむき出しで置くしかなく、見栄えがよくないです。

CHECK POINT!

収納は一カ所に大きな収納を設置するより、道具を使用する場所に適宜ふさわしいサイズの収納を設置するのがおすすめです。トイレのような小さな場所でも収納があると見た目もすっきりし、より使いやすい場所になります。

家の性能に関する「やっておけばよかった」失敗例

CASE1:防音性能にこだわっておけばよかった!

防音性能にはこだわらず、部屋をなるべく広くしたくて廊下も減らしましたが、実際に住んでみると隣の部屋の物音が結構気になります。

CHECK POINT!

防音性能は、快適な住環境を左右する重要な要素です。特に子供の勉強部屋や寝室などは、静かな環境を作るために防音性能を重視すると良いでしょう。

CASE2:耐震性能にこだわっておけばよかった!

耐震性は法律で定められた基準を満たしていれば大丈夫だと思って標準仕様のままにしましたが、最近の地震の報道を見て不安になってきました。

CHECK POINT!

耐震性能を高くすると、いざという時家族の命が守られるだけでなく日常生活を安心して送ることができます。家を建てる地域の過去の災害データなどもチェックして、可能な限り高い耐震等級を検討しましょう。

CASE3:断熱性能にこだわっておけばよかった!

断熱性能をあまり重要だと思っていなかったのでオプションを付けなかったのですが、冬になると窓や玄関からの冷気が気になり、家の中で温度むらを感じます。

CHECK POINT!

断熱・気密性能は暖冷房効率に直結し、室内の温度むらにも大きく影響します。高断熱・高気密の住宅は光熱費も削減できるため、長期的な運用費用を考慮して検討しましょう。

設備の導入に関する「やっておけばよかった」失敗例

CASE1:浴槽をジェットバスにしておけばよかった!

浴槽をジェットバスにすることに憧れがあったのですが、他の部分の予算との兼ね合いで諦めました。しかし、入浴のたびにやっぱり導入したかったなあと考えてしまいます。

CHECK POINT!

毎日使用する設備の使いやすさや快適さは、日常生活に大きく影響します。入浴は一日の疲れを癒やす大事な時間ですから、予算の優先度を高めにしておくと良いでしょう。

CASE2:最初から好みの照明を付けてもらっておけばよかった!

照明は後から好きなものに付け替えればいいと思って、ほとんど標準仕様のままにしました。しかし自力で変えるのが意外に難しく、業者に頼むとそれなりの費用がかかることが分かり、結局そのままになっています。

CHECK POINT!

照明器具の交換は、天井高や配線の問題で予想以上に手間と費用がかかることがあります。特にリビングやダイニングなど主要な空間の照明は、建てる時に好みの物を選んで付けてしまった方が良いでしょう。

オプションは生活様式や重視するポイントを総合的に判断して選ぼう

理想の家に求める条件はそれぞれ異なり、必要なオプションも人によって変わります。オプションを選ぶ時は、自分や家族の生活様式や家族構成、生活において重視していることをよく考えて選択することが大切です。

本記事では、注文住宅のオプションにはどんなものがあるのかという一覧からオプションを選ぶ時のコツ、おすすめランキングや後悔しないためのポイントまで実際の導入例や失敗例を交えながら詳しく紹介しています。

ぜひ本記事を参考にどのようなオプションを採用するかを考え、満足のいく理想の住まいの実現に役立ててください。

参考文献
群馬・栃木・宮城・山形で注文住宅を建てるなら

イエココロのWEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、群馬・栃木・宮城・山形を中心とした工務店情報やモデルハウス情報のほか、多数の「建築実例」を紹介しています。お近くにお住まいの方は、ぜひチェックしてください。

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