【4LDKの間取り実例10選】二階建てや平屋で理想の暮らしを実現するためのポイント

【4LDKの間取り実例10選】二階建てや平屋で理想の暮らしを実現するためのポイント

4LDKの間取りは、部屋数が多い分、間取りの自由度が高く、理想の暮らしを実現しやすいのが魅力です。

部屋の広さや配置、共有スペースの工夫など、選択肢が豊富であるため、家族全員が快適に過ごせるよう、間取りを決める際に迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、4LDKの基本情報に加え、平屋と二階建ての比較や、実際の間取り例を通して暮らしやすさを実現するためのアイデアをご紹介します。

ご家族に最適な間取りを見つけるためのヒントとしてご活用ください。

この記事を書いた人

IECOCORO編集部
群馬・栃木・宮城・山形で注文住宅の情報誌「IECOCORO(イエココロ)」を発行する編集部。WEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、地域の工務店情報のほか、多数の建築実例とイベント情報を紹介しています。

目次

【4LDKの基本情報】4LDKってどんな間取り?

本項では、4LDKの基本的な特徴をおさえつつ、理想的な広さや、どのような家族構成に適しているかなど、4LDKの間取りについて詳しく解説していきます。

4LDKの間取りとは?

4LDKは、リビング・ダイニング・キッチンに加え、4つの独立した居室がある間取りを指します。

主に、4人以上の家族が快適に暮らせる間取りとして人気が高く、広々としたLDKで家族団らんを楽しみつつ、それぞれの個室でプライベートな時間を過ごすことができます。

プライバシーを保ちつつ、家族全員が快適に過ごせる点が4LDKの大きな魅力です。

参考までに居室とは、窓があり、十分な採光が取れる、人が生活するために設けられた部屋のことを指します。

以下に、居室と居室に含まれない部屋をご紹介します。

居室リビング・ダイニング・キッチン・寝室・子供部屋など
居室に含まれない部屋玄関・トイレ・浴室・洗面所・廊下・バルコニーなど

4人家族が快適に暮らすための理想の広さとは?

4LDKは4人以上の家族にとって魅力的な間取りですが、実際にどのくらいの広さが必要か具体的にイメージするのは難しいですよね。

そこで、国が定めた「住生活基本計画」を参考に、4人家族にとって理想の広さを確認してみましょう。

「住生活基本計画」における「誘導居住面積水準」に着目!

「住生活基本計画」とは、国の住宅政策の指針として策定された計画です。

その中に「誘導居住面積水準」という基準があり、これが一人ひとりが快適に暮らすための住宅の広さを示す目安となっています。

つまり「誘導居住面積水準」を参考にすることで、4人家族が快適に暮らすための広さを把握することができるというわけです。

誘導居住面積水準をもとにした算出結果(坪数は小数点以下を四捨五入して表記)
世帯の人数4人5人
一般型誘導居住面積水準約38坪(125㎡)約43坪(約143㎡)

上記データによれば、4人家族に最適な広さは約38坪(約125㎡)とされています。

これは、大人4人で暮らしても圧迫感を感じない広さを指します。

つまり、38坪の広さがあれば、子供が成長しても十分な空間を確保でき、長期的に快適な生活を維持できると言えるでしょう。

38坪の広さを畳でイメージしてみよう

「38坪」と言われても、すぐにイメージが湧かない方も多いかもしれません。

そこで、より身近な「畳」の単位で説明します。

38坪は、畳に換算するとおおよそ75畳分に相当します。

一般的なマンションやアパートの1室が6~8畳程度なので、これを想像していただくと、38坪の広さがイメージしやすくなるのではないでしょうか。

平屋と二階建てどっちを選ぶ?4LDKの間取りを比較

4LDKの間取りは、平屋と二階建てでは部屋の配置や広さの感覚が大きく異なります。

本項では、坪数や建物の構造に応じた4LDKの特徴を比較し、それぞれの生活スタイルに合った間取り選びのポイントをまとめてご紹介します。

平屋4LDKの特徴

平屋の4LDKは、すべての部屋が同じフロアに配置されているため、移動がスムーズで、家族全員が近い距離感で過ごせるのが特徴です。

例えば、リビングから各居室への動線が短く、日常的な家事や生活が効率的に行えます。

また、バリアフリー設計にもしやすく、高齢者や小さな子供がいる家庭には理想的な間取りでしょう。

二階建て4LDKの特徴

一方で、二階建ての4LDKは、フロアごとに役割を分けることができる点が魅力です。

例えば、一階を家族が集まるリビングやキッチン、ダイニングに、二階を寝室や子供部屋とすることで、共有空間とプライベート空間をしっかり分けられます。

これにより、家族が集まる時間と、それぞれがリラックスする時間をメリハリのある形で過ごすことができるでしょう。

このように、平屋と二階建ての4LDKはそれぞれに特徴があります。どちらで建てるか迷う場合には、家族のライフスタイルに合わせて選択するのがおすすめです。

次項では、これらの特徴を活かした具体的な間取りの実例をご紹介していきます。

【4LDKの間取り実例10選】平屋・二階建てに取り入れたい間取りアイデアを一挙紹介!

ここからは、4LDKの家づくりに役立つ間取りアイデアをご紹介していきます。

また、建築実例が豊富なIECOCORO(イエココロ)の家づくりサポートサイト「自慢の注文住宅集めました。」から、実際にその間取りを取り入れた38坪前後の平屋・二階建ての間取り図や実例も併せてご覧いただけます。

家づくりに役立つヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。

アイデア1.ウイルス対策に最適な玄関付近の手洗い場
     【二階建て/42.98坪】玄関付近に手洗い場を設けた実例

アイデア2.洗濯作業を効率化するランドリールーム
     【二階建て/39.1坪】ランドリールームを設けた実例1
     【平屋/35.3坪】ランドリールームを設けた実例2

アイデア3.キッチンの収納力と使い勝手を高めるパントリー
     【二階建て/37.25坪】ウォークスルーパントリーを設けた実例
     【二階建て/33.7坪】ウォークインパントリーを設けた実例

アイデア4.外で使うものを効率的に収納する土間収納
     【二階建て/40.1坪】土間収納を設けた実例

アイデア5.仕事や趣味に集中できる書斎
     【二階建て /37.3坪】書斎を設けた実例

アイデア6.開放感のあるアウトドアリビング
     【二階建て /43.74坪】アウトドアリビングを設けた実例

アイデア7.間仕切り部屋で将来に備える
     【二階建て /37.07坪】可動式パネルで仕切る間仕切り部屋の実例
     【二階建て /46.71坪】壁を追加して部屋を増やせる間仕切り部屋の実例

アイデア1.ウイルス対策に最適な玄関付近の手洗い場

玄関近くに手洗い場を設けるメリットは何ですか?

玄関を入り、扉の開閉なしに手洗い場へ直行できるため、外から持ち込んだウイルスや菌の拡散を防ぎます。

帰宅後の手洗い習慣も身に付きやすく、衛生面でのメリットが大きいでしょう。

どのような家庭で導入することが多いですか?

小さな子供のいる家庭に人気の間取りです。

また、玄関付近に手洗い場があると、来客時にゲストが気兼ねなく利用しやすいため、来客が多い家庭にもおすすめです。

【二階建て/42.98坪】玄関付近に手洗い場を設けた実例

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建物・工務店情報
家族構成

6人(夫婦+子供2人+両親)

延床面積

142.10㎡(42.98坪)

階数

二階建て

設計・施工

グリーンハウザー

工法・構造

2×4工法

アイデア2.洗濯作業を効率化するランドリールーム

ランドリールームを設置するメリットは何ですか?

洗濯機、乾燥機、洗剤、アイロンなど、洗濯に必要なアイテムを1ヶ所にまとめられるため、作業がスムーズに行えます。

また、ランドリールーム内に室内干しスペースを設ければ、洗う〜干すまでの作業をさらに効率的に進めることができるでしょう。

室内干しスペースの利点は何ですか?

洗濯物を干す際の移動を減らすことができるため、作業時間の短縮や、身体的負担の軽減が期待できます。

また、天候に左右されずに洗濯物を干すことができ、花粉やPM2.5などの外的要因から衣類を守ることができるでしょう。

特に、梅雨や花粉の季節に便利です。

ランドリールームはどこに配置するのが良いですか?

キッチンや洗面所の近くに配置することで、料理をしながら洗濯物を干したり、子供をお風呂に入れながら洗濯物を回したりと、複数の家事を効率的に同時進行させることができるでしょう。

【二階建て/39.1坪】ランドリールームを設けた実例1

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建物・工務店情報
家族構成

3人(夫婦+子供1人)

延床面積

129.18㎡(39.1坪)

階数

二階建て

設計・施工

石井工務店

工法・構造

木造軸組工法

【平屋/35.3坪】ランドリールームを設けた実例2

スクロールできます
建物・工務店情報
家族構成

4人(夫婦+子供2人)

延床面積

116.55㎡(35.3坪)

階数

平屋

設計・施工

石井工務店

工法・構造

在来軸組工法

アイデア3.キッチンの収納力と使い勝手を高めるパントリー

パントリーを設置するメリットは何ですか?

パントリーを設置することで、キッチンの収納スペースが格段に広がります。

常温で保存する食品や調味料に加えて、普段あまり使わない調理器具(ホットプレートやミキサーなど)や掃除用品、さらには季節限定のアイテムまで、1ヶ所にまとめて収納できる点が大きなメリットです。

パントリーを設置する際のコツや注意点はありますか?

パントリーを設置する際は、収納するもののサイズや頻度を考慮して棚の高さや配置を決めると良いでしょう。

また、換気を十分に確保することで、食品の品質を保ち、湿気によるカビの発生を防ぐことができます。

【二階建て/37.25坪】ウォークスルーパントリーを設けた実例

ウォークスルーパントリーとは、出入口が2ヶ所あり、通り抜けができる通路型のパントリーのことを指します。

キッチンから別の部屋へのアクセスがスムーズで、家事動線を効率化したい方におすすめです。

スクロールできます
建物・工務店情報
延床面積

123.38㎡(37.25坪)

階数

二階建て

設計・施工

アイムの家

工法・構造

木造軸組(壁+金物工法)

【二階建て/33.7坪】ウォークインパントリーを設けた実例

ウォークインパントリーとは、部屋のような独立した空間のパントリーを指します。

収納スペースを十分に確保したい方におすすめです。

スクロールできます
建物・工務店情報
家族構成

2人(夫婦)

延床面積

111.37㎡(33.7坪)

階数

二階建て

設計・施工

Houyu Home(ホーユーホーム)

工法・構造

木造軸組工法

アイデア4.外で使うものを効率的に収納する土間収納

土間収納とは何ですか?

土間収納とは、玄関から土間が続いている部分に設けられた収納スペースのことで、靴を脱がずに利用できるのが特徴です。

家の中に入れたくない汚れや水気のついたもの、外で使うけれど雨風や盗難から守りたいものを収納するのに適しています。

土間収納にはどのようなものを収納できますか?

土間収納には、ベビーカー、自転車、傘、ゴルフバッグ、アウトドア用品、靴、コートなど、日常的に使う外出用品を収納するのが一般的です。

また、一時的なゴミの保管場所としても重宝します。

【二階建て/40.1坪】土間収納を設けた実例

スクロールできます
建物・工務店情報
家族構成

2人(夫婦)

延床面積

132.49㎡(40.1坪)

階数

二階建て

設計・施工

Hobby Style 角屋工業

工法・構造

木造軸組工法

アイデア5.仕事や趣味に集中できる書斎

書斎はどのように活用できますか?

書斎は、仕事は勿論、趣味、勉強、書き物など多目的に利用できます。

限られたスペースを有効に活用し、個々のライフスタイルに合わせて柔軟に使える点が魅力です。

書斎を設けることでどんな利点がありますか?

作業を中断しても、そのままの状態を保てるため、再開がスムーズで隙間時間を効率的に使うことができます。

さらに、仕事場として活用すれば、オンとオフの切り替えがしやすくなり、仕事とプライベートをきっちり分けたい方にとって理想的な環境となるでしょう。

【二階建て /37.3坪】書斎を設けた実例

スクロールできます
建物・工務店情報
家族構成

3人(夫婦+子供1人)

延床面積

123.38㎡(37.3坪)

階数

二階建て

設計・施工

グリーンハウザー

工法・構造

2×4工法

アイデア6.開放感のあるアウトドアリビング

アウトドアリビングのメリットは何ですか?

リビングと庭が一つになったような開放的な空間を作ることができ、家にいながら自然を身近に感じるられるのが魅力です。

アウトドアリビングの使い方は?

子供の遊び場や洗濯物干し、読書・アフタヌーンティーを楽しむスペースとして使えるほか、バーベキューやおうちキャンプなど、アウトドア好きな家族にもぴったりな多用途スペースです。

設置する際のポイントは?

大きな窓やガラスドアで室内外をつなぎ、一体感を出すのが理想的です。

屋根やパーゴラを設置すれば、天候に左右されず快適に過ごせるでしょう。

二階建て /43.74坪】アウトドアリビングを設けた実例

スクロールできます
建物・工務店情報
家族構成

2人(夫婦)

延床面積

144.6㎡(43.74坪)

階数

二階建て

設計・施工

DIP建築都市設計事務所

工法・構造

木造軸組工法

アイデア7.間仕切り部屋で将来に備える

間仕切り部屋の特徴とメリットは何ですか?

間仕切り部屋とは、将来的に簡単なリフォームで壁を追加して部屋を増やすつくりのことです。

あらかじめドアや窓を2つ設置しておくことで、子供の成長や家族の増加に合わせて間取りを柔軟に変更できます。

リフォームなしでも間仕切りは可能ですか?

はい、可動タイプの間仕切りを使えばリフォーム不要で部屋を分けることが可能です。

これにより、ライフスタイルに合わせて簡単に部屋の広さを調整できます。

参考までに、3LDKの間取りで稼働タイプの間仕切りを取り入れた実例をご紹介いたします。

【二階建て /37.07坪】可動式パネルで仕切る間仕切り部屋の実例

建物・工務店情報
家族構成

2人(夫婦)

延床面積

122.55㎡(37.07坪)

階数

二階建て

設計・施工

髙勝の家

工法・構造

木造軸組工法

二階建て /46.71坪】壁を追加して部屋を増やせる間仕切り部屋の実例

建物・工務店情報
延床面積

154.43m² (46.71坪)

階数

二階建て

設計・施工

白田工務店

工法・構造

木造軸組工法

4LDKの間取り活用アイデア

4LDKの間取りは、4つの居室を家族構成やライフスタイルに合わせて柔軟に使うことができます。

以下に居室の使い方の例をいくつかご紹介します。それぞれの家族に合った使い方を見つけて、理想的な住環境を作りましょう。

4人家族向け

夫婦の主寝室+子供部屋(2部屋)+客間

来客が多い家庭や、リビングダイニングにお客様を通すのに抵抗がある方におすすめです。

客間は親戚や友人が宿泊する際のゲストルームとしても活用でき、家族とお客様の双方が快適に過ごせます。

夫婦の主寝室+子供部屋(2部屋)+書斎

在宅勤務や仕事を自宅に持ち帰る機会が多い方には、書斎があると便利です。

書斎は仕事のためだけでなく、読書、映画鑑賞、趣味のDIYなど、多用途に活用できるでしょう。

4人家族+将来的に家族が増える可能性がある家庭向け

夫婦の主寝室+子供部屋(2部屋)+多目的スペース

将来的に家族構成が変化する可能性のある家庭におすすめの間取りです。

たとえば、両親との同居や子供の成長に伴う部屋の増設に対応できます。

さらに、多目的スペースは、子供の遊び場や勉強スペース、病気時の隔離部屋など、家族の状況に応じて柔軟に活用可能です。

5人家族向け

夫婦の主寝室+子供部屋(3部屋)

それぞれの子供に個室を設けることで、家族全員が自分のプライベート空間を持てる間取りです。

プライバシーを重視したい5人家族におすすめの使い方です。

4LDKのメリット・デメリットを解説!

4LDKは、部屋数が多いことで得られるメリットだけでなく、注意すべきポイントもあるのです。

ここでは、4LDKのメリットやデメリットを解説し、住まい選びの参考にしていただける情報をご紹介します。

4LDKのメリット3選

メリット
家族それぞれがプライベート空間を確保できる

4LDKの間取りは部屋数が多く、各自に専用の空間を持つことができるため、家族全員が程よい距離感を保ちながら快適に暮らせます。

メリット
多様な生活スタイルに対応できる

居室の用途は様々で、家族それぞれの部屋以外にも、書斎や趣味を楽しむ空間にしたり、家族全員が利用できる多目的スペースにしたりと、自由なアレンジが可能となります。

生活スタイルに応じて、住まいの使い方を最適化できる点が魅力です。

メリット
将来の変化に柔軟に対応できる

将来の家族構成やライフステージの変化に柔軟に対応できる間取りです。

子供の成長に合わせて部屋の用途を変更できるほか、子供が独立した後は、複数の部屋をつなげて広々としたリビングにリフォームすることも可能でしょう。

こうした柔軟性により、長く快適に暮らせる住まいを実現します。

4LDKのデメリット3選

デメリット
維持費が増加する

部屋数が多いと、冷暖房や照明の使用量が増え、光熱費が上昇する傾向にあります。

また、家全体の空調効率が低下し、エネルギーコストが余計にかかる可能性も考えられるでしょう。

デメリット
収納スペースが不足する

部屋数が増えるにつれて、収納が必要なスペースも増えます。

適切な収納計画を立てないと、収納スペースが足りず、生活スペースが狭く感じる可能性もあるでしょう。

デメリット
掃除の手間が増える

部屋数が多いと、掃除する面積が増えるため、自ずと掃除にかかる時間が増えるでしょう。

家族の暮らしやすさを実現する4LDK間取りのポイント3選

4LDKの間取りを考える際には、家族全員が快適に暮らせる工夫を取り入れたいものですね。

本項では、快適な住まいをつくる上で押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

それぞれの配慮点と対処法を踏まえ、あなたの理想の住まいづくりに役立ててください。

音とプライバシーの配慮を考える

部屋の配置によっては生活音が他の部屋に響くことがあります。

特にリビングに隣接する部屋には、音が伝わりやすいので配慮が必要です。

子供が遊ぶ音やテレビの音、家事の音などが日常的に聞こえると、リラックスや集中を妨げる要因となります。

プライバシーの確保は、視覚的な面でも配慮すると良いでしょう。

たとえば、リビングや共有スペースから個室が見えやすい配置だと、部屋でリラックスしづらく、精神的なストレスの要因となることもあります。

また、ゲストが訪れた際にプライベート空間が丸見えになるのは、家族にとっても居心地が悪いものです。

収納を考える

収納が不足すると、物がリビングや廊下に溢れ、生活感が目立つ原因になります。

特にリビングや廊下は家族全員が頻繁に利用するほか、来客の目にも触れる場所です。散らかっているとストレスを感じたり、住まい全体の印象が損なわれたりする可能性があります。

ライフステージが変化するにつれて、衣類や趣味の道具、子供の学用品など、持ち物が増えることがあります。

このような変化に対応できる収納計画がないと、物があふれて住まい全体が手狭に感じられることもあるでしょう。

家事動線を工夫する

家事動線が悪いと、移動に余計な時間や体力がかかり、日々の家事が負担に感じられることがあります。

たとえば、洗濯スペースから物干し場までの距離が遠い場合、作業が煩雑になるだけでなく、家事の効率も低下するでしょう。

建築費用相場はどれくらい?

これから住宅の建築を検討されている方であれば、一体どれくらいの費用がかかるのか気になるところではないでしょうか。本項では、4人家族が快適に暮らせる38坪の家を建てる場合の建築費用相場について解説します。

住宅金融支援機構発表の「フラット35利用者調査(2023年度)」によると、土地取得費用を含まない建築費のみの平均は3,861万円で、延床面積は119.5㎡(約36坪)でした。

平均坪単価を計算すると約107万円になるため、38坪の建築費用相場は全国平均4,066万円(土地取得費用は含まない)となります。

下記の記事で、40坪の注文住宅について詳しく解説しています。38坪よりやや広めではありますが、4LDKの間取りや費用を考える際の参考になるはずです。

また、別の記事で注文住宅の相場や予算の考え方、費用の内訳や住宅ローンについても解説しています。こちらもぜひあわせてご覧ください。

まとめ

4LDKの間取りは、家族の成長やライフスタイルの変化に対応しやすいのが特徴の間取りです。リビング・ダイニング・キッチンを中心に、4つの部屋を自由に使い分けることで、さまざまな用途に応えることができます。

たとえば、4人家族の場合、それぞれが快適に過ごせる個室を確保し、プライベート空間を確保できることはもちろん、将来的に家族構成が変わる場合は、間仕切りを取り入れ簡単に部屋数を変更できるつくりにするのもひとつのアイデアです。また、書斎や趣味部屋を設けることで、家族それぞれの時間を大切にすることもできるでしょう。

本記事でご紹介した4LDKの基礎知識、間取りの実例やアイデア、費用相場を参考に、家族にとって最適な間取りや使い方を検討し、理想の住まいを実現するためのヒントを見つけていただければ幸いです。

参考文献
群馬・栃木・宮城・山形で注文住宅を建てるなら

イエココロのWEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、群馬・栃木・宮城・山形を中心とした工務店情報やモデルハウス情報のほか、多数の「建築実例」を紹介しています。お近くにお住まいの方は、ぜひチェックしてください。

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