注文住宅で後悔しがちなポイント10選!失敗から学ぶ注文住宅成功のカギ

「注文住宅は3回建てないと理想の家にならない」という言葉があるように、最初から100%満足のいく家を建てることは難しいと言われています。それでも可能な限り「理想通りの家を建てたい」「満足のいく家を建てたい」と思うのが普通ではないでしょうか。
住み始めてから「こんなはずじゃなかった……」とならないために事前に出来ることはあるのでしょうか。

そこで本記事では、よくある後悔・失敗事例を紹介し、そうならないための解決方法について解説します。

この記事の監修者

監修者 高橋 良彰
一級建築士事務所 高橋良彰建築研究所 / 一級建築士
建築を学び始めた武蔵野美術大学時代から設計事務所スタッフやハウスビルダー勤務、また、「住まいの学校『住学』すがく」等これまで様々なかたちで建築に関わってきました。
この仕事の一番の魅力は“人との出会い”だと思っています。
「快適な省エネ住宅をローコストに供給する」を信条とする新住協会員。
住まい手の要望や想いを反映させた住まいづくりをモットーとしています。

目次

注文住宅成功のカギ!後悔事例を事前に知っておこう

自由な設計・デザインができるところが注文住宅の魅力です。ですがその分、予算やデザイン・設備などの大きなことはもちろん、コンセントの数や位置などの細かいことまで、多くのことを自分で決めなければなりません。

もちろん、施工業者にお任せするのも手段の一つです。ただしその場合、「自分の建てたい家」ではなく「施工業者の建てたい家」になりかねませんので、ある程度の方針決めや口出し、確認は必要になってきます。

高橋 良彰

初めて注文住宅を建てる方の多くは知識が豊富なわけではありませんから、様々な選択肢に迷うことになると思います。
そのような状態で「本当に必要な設備なのか」「間取りは問題ないか」「提案内容は妥当なのか」自信を持って選択することは難しく、あとから「こうしておけばよかった」という後悔がでてきてしまうのです。

ですから、過去の後悔事例を参考にすることをおすすめします。


既に注文住宅を建てた方の貴重な後悔・失敗事例を参考に、自分の注文住宅づくりに活かすことが成功に繋がるカギとなります。

注文住宅で後悔しがちなポイント10選!

10のカテゴリにわけて、後悔しがちなポイントや実際に後悔・失敗した事例、その解決法を紹介していきます。

よくある事例はもちろん、イエココロ編集部内のスタッフに聞き取り調査を行った結果も交え、可能な限り多くの事例を紹介していきます。住宅関連の情報発信を行っているイエココロ編集部のスタッフとしては「やってしまった案件」ではあるのですが、そんな事例もみなさんの注文住宅づくりの助けになれば幸いです。

【1】間取り・生活動線

間取りや生活動線に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
子ども部屋が足りなくなった。客間や予備の部屋を作っておくと、子どもをもう一人という場合や来客や家族が泊りに来た際にも対応できるようになります。
トイレは玄関やリビングから離した方がよかった。トイレが玄関やリビングに近いと来客の際に行き辛くなりますので、来客が多く想定される場合は玄関やリビングから離した方がよいでしょう。
普段はトイレ1つで気にならないけど、家族内で感染症が出た時にもう1つあればしっかり隔離できてよかったかも、と思った。予算に余裕があるなら、いざという時用にもう1つ、という考えもありです。
トイレが1つだとタイミングが被った時の待ち時間が長くて辛い。通勤通学の時間帯が被っていると、トイレの順番待ちのせいで遅刻してしまった、なんてことも起こりえます。家族が多い人や、トイの時間が長い人は2つ作っておくとよいかもしれません。
ベランダを作ったけど、ほとんど使わないのでいらなかった。ベランダを作る理由が布団を干すため以外に思いつかないのなら、外壁に取り付ける布団干しバーを検討してみましょう。
洗濯機から干す場所、干す場所からしまう場所までが離れていて大変だった。洗濯機の場所や干す場所、しまう場所までの動線を考えておくとよいでしょう。
夜に洗濯する方や花粉症で外干ししたくない方にはランドリールームがあると便利です。
玄関からキッチンまで遠くて買った物をしまうまでが大変だった。今の間取りに不満がないと意外と気付けない部分なので、実際の生活を可能な限り想像することが必要です。
ドアを開けると照明のスイッチが隠れてしまう。意外な落とし穴としてよく聞く話ですので、照明スイッチは暗い中でも押しやすい場所にあるか確認しましょう。
洗面所と脱衣所と空間を共有しているので、誰かがお風呂に入っていると洗面所を使い辛い。家族の人数が多くなればなるほどこういう問題がでてくるので、レイアウトには注意しましょう。
床面積に余裕があれば、脱衣所のスペースを設けたり、脱衣所兼ランドリールームを設けたりするとよいでしょう。
ドアの幅が狭くてドラム式洗濯機が入らなかった。玄関の幅や窓の大きさ、ドアの幅などに阻まれて家具家電を希望の場所に配置できない場合があるので注意しましょう。
イエココロ編集部

トイレの数や場所は人によって感じ方が違うことが多いのでかなり悩ましい部分ですね。私は待ったり我慢するのが嫌なので2つ作っておいた派ですが、Aさんはいかがでしたか?

編集部スタッフA

4人家族トイレ1つですが、特に問題なく生活できています。「あ、入ってるのか」となることはありますが、そんなに多くないので気にならない、というかんじです。

イエココロ編集部

あと、後悔とは違いますが、上の事例を見ていて、衣類やタオル類の収納もできるランドリールームを作っておいてよかったな、と思っています。共働きで洗濯は夜にするので、洗濯後にすぐ干してしまえる環境があるとやっぱり楽ですね。

編集部スタッフA

室内干しのスペースがあると便利ですよね!
我が家は梁にフックを取り付けて室内干しをしています。多少動き回ることにはなりますが、場所自体は洗濯機や収納場所から近く、家事の時間がある程度まとまって取れていることもあって、私は現状で問題ないです。

イエココロ編集部

あと、照明スイッチ関連のドアを開けたら照明スイッチが隠れてしまった玄関のドアから照明スイッチが遠すぎた、などは意外とよく聞く後悔事例ですので場所はしっかり確認しておきましょう!

家を建てた後だと間取りは気軽に変更できません。「こんな間取りにしなければよかった」とならないように、今の住まいの間取りにどんな不満があるのか、建てた家で自分がどう生活するのか、ということを考えて慎重に間取りを決めていくことが必要です。

【2】収納

収納に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
玄関収納が足りなくて靴や傘がしまいきれない。靴や傘、ベビーカーやアウトドア用品、掃除用具など様々なものを玄関回りに置きたい場合は、土間収納がおすすめです。土間収納を設ける際は小窓や換気機能を付けることをおすすめします。
全体的に収納が足りなかった。床面積を100%とした場合、必要な収納スペースは10~15%(一戸建て)と言われています。
家の中にはいろいろなものがあります。どの部屋でどんなものを使うか考えて収納を配置しましょう。
ウォークインクローゼットに物が入りきらなくなってきてしまったので、もう少し大きめに作っておけばよかった。空間自体のスペースをしっかり確保するか、定期的な入れ替えや整理整頓をおすすめします。
デッドスペースが多くなるようなら、通常のクローゼットの方が良い場合もあります。
物置用に屋根裏収納を作ったが、階段の上り下りが大変でほとんど使っていない。屋根裏収納は1人で持てる程度の季節家電やスーツケースなどを収納するのに向いています。事前にしまうものを想定しておくとよいでしょう。
寝室とリビングを繋ぐウォークスルークローゼットを作ったが、十分な幅を取れず収納スペースが狭くなってしまい使い辛かった。ウォークスルークローゼットは通り抜けが出来る仕様なので、通路の幅を広くすると収納スペースが狭くなり、収納スペースを重視すると通路が狭くなるので、空間自体のスペースをしっかり確保しましょう。
小部屋タイプのパントリーがどうしても欲しくて作ったが、広すぎてうまく使いこなせなかった。食品を収納するだけなら壁面に造作棚を作るタイプのパントリーや市販の食品収納棚でも対応可能です。使い方の想定をしておきましょう。
イエココロ編集部

収納スペースは多ければ多いほどよいと思って可能な限り収納を作りました。正直持て余し気味のスペースもありますが、大は小を兼ねると思っています。もちろん、生活スペースと予算の兼ね合いもありますが……。

編集部スタッフA

予算の兼ね合いと、なくても大丈夫だろうで後悔した、というのはよく聞く話です。

実際、私はパントリーを作らなかったことを後悔しています。家族が増えて買う物が多くなったので大型の食品収納棚を増やしたのですが、使い勝手はもちろん見栄えもよくないんですよね。

イエココロ編集部

実際の暮らしを想像するというのは案外難しいものですね。
なんにしろ、予算に余裕があれば、生活スペースを削りすぎない範囲で収納は多めにした方がよさそうです!

日々の買い物はもちろん、必要に応じて家電などを追加で購入するなど、ライフステージによっても物は増えていきますので、収納スペースはしっかり確保しておきましょう。

【3】デザイン

デザインに関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
落ち着いた雰囲気にしたくて暗めのクロスを選んだ。担当者からすごく暗くなるよと言われていたけど、想像していた以上に暗かった。色は狭い範囲で見るのと広い範囲で見るのでは印象がかなり違います。サンプルを見せてもらう際は可能な限り大きいものを見せてもらいましょう。
流行りの柄やデザインだったがイメージと違った。基本はシンプルにしておいて、柄物はポイント使いにすると飽き辛く、模様替えもしやすくなります。
オシャレなスケルトン階段にしたが、対策不足で子どもには危なくて後悔している。スケルトン階段は隙間が多いため、小さい子どもにとって危ない点があります。それでもスケルトン階段にしたい場合は、滑り止めや落下防止の柵やネット、アクリル板で隙間を埋めて見た目だけスケルトン階段にするなど対策が必要です。
無垢材のフローリングにしたがすぐに傷がついてしまった。スギやパインなどは柔らかく傷がつきやすいため、傷を気にする場合は広葉樹の無垢材にするとよいかもしれません。
外観がなんとなくダサくてぱっとしない。配色や窓のバランスを考えたり、近隣住宅とのバランスを考えて決めるとよいでしょう。たくさんの実例を見て都度修正することをおすすめします。
外壁を真っ白にしたら汚れが目立ってしまった。白や原色系の明るい色、黒や茶色のダークカラーは汚れが目立ちやすくなります。白なら少しだけ灰色や黄色、ダークカラーなら数段薄めの色を混ぜると、汚れが目立ちにくくなります。
イエココロ編集部

クロスや外壁、階段、床なども気軽に修正できない分、事前にしっかり対策しておかないと後悔も深そうですね。Aさんはなにかありましたか?

編集部スタッフA

私はデザイン面では特に後悔はないのですが、他のスタッフから「お風呂の壁をかっこいい黒にしけど、水垢が目立ちやすく掃除が大変」という話がありました。本人としてはデザイン的に大満足なので感情のつり合いは取れているようです。

イエココロ編集部

掃除の手間よりデザインの良さが勝ったんですね。その方の判断基準、というのも大事そうです。

私は地震対策と部屋の雰囲気の統一のために家具を作り付けにしたのですが、移動や模様替えが出来ないのでちょっとな、と感じることもありますね。

デザインを重視するのか、使い勝手を重視するのか、優先順位や許容範囲をしっかり考えておくとよいでしょう。

色には「面積効果」と言って、見えている面積が変わると見え方が変わる性質があります。簡単に言うと、広くなると明るい色はより明るく、暗い色はより暗くなります。内装のクロスはもちろん外壁の色選びに関わってきますので、色を選ぶ際は可能な限り大きいサンプルを確認するようにしましょう。

高橋 良彰

落ち着いた雰囲気にしたい場合、壁・天井のクロスの色を暗めにするよりも、床、造り付けのカウンター、収納の色をダーク系で統一する方法や、照明計画を明るすぎないようにし、電球色のLEDを選ぶ方が効果的なケースがあります。
また、照明器具は、電球色~昼白色に調光できるLED照明なども多くあります。

【4】住環境

暑さや寒さ、光や音、視線などの住環境に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
隣家や外から室内が丸見えで常時レースカーテンが必須になってしまった。間取りを検討する段階で、外からどう見えるのか考えて窓の位置や目隠しフェンスが必要かどうか決めるとよいでしょう。
建てた後でも、後付けできる目隠しフェンスの設置や植栽である程度対応できます。
何も考えず大きな窓にしたら夏暑くて冬は寒い。窓が大きいと日差しや外気温の影響を大きく受けてしまいます。大きい窓にしたい場合は断熱窓にしたり、ひさしやジェードを用意したりするとよいでしょう。
窓を減らしすぎて採光が悪く家の中が暗い。時間帯による日当たりや季節も考慮して窓を配置しましょう。
人目が気になる場合は高い位置と低い位置の両方に窓を設置するのがおすすめです。
風通しが悪い。部屋のドアに対面する位置に窓をつくり、風の入り口と出口を確保することで風が通ります。
部屋だけでなく家全体で考えると更に風通しがよくなりますよ。
吹き抜けリビングの冷暖房効率が悪い。吹き抜けの温度を保つためには、断熱性と機密性を高める必要があります。断熱材をしっかり入れる、窓を断熱窓にする、気密性の高い樹脂製サッシや開閉できない窓の採用する、などを検討してみましょう。
また、天井にシーリングファンを設置すると空気が循環するので適温になるまでの時間が早まりますよ。
トイレの音が思いの外大きく響くので、リビングなどから離しておけばよかった。トイレの音は思っている以上に響きます。くつろぐ空間や寝室などからは離した方が気にならないかもしれません。
イエココロ編集部

我が家も吹き抜けにしましたが、高気密が売りのメーカーに頼んで断熱材や断熱窓、ファンでしっかり対策したので快適に過ごしています。適温まで時間がかかるのは確かですし、2階の床面積が小さくなるとか、音が響きやすいとかのデメリットもありますが、個人的には許容範囲内です。

編集部スタッフA

トイレの音問題ですが、我が家では思春期の娘がトイレの音をすごく気にしていますね。洗面所の隣にトイレがあるので、壁を挟んだ別空間とはいえ、タイミングが被るとお互い気を使います。

暑さや寒さ、光や音、視線などの住環境に関しては、言葉の通り住んでみてから気づく部分が多いので、間取りの段階で対策できるとよいですね。

【5】設備関連

設備に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
コンセントの位置が悪い。数が少なかった。コンセントが多くて困ることはないです。テレビ、パソコン、スマホの充電、掃除機、各種家電、どこで何を使うかを想像して場所を検討しましょう。
キッチンの高さが身長に合っていなかった。キッチンの高さは一般的に身長(cm)÷2+5cmで考えるとされています。また、ひじの高さから「肘高-10cm~15cm」も目安にするとよいようです。
アイランドキッチンにしたが、油はねがひどいのでコンロ前にガードを付けておけばよかった。固定式の油はねガードの設置や、油を使う時だけ小型のレンジガードを設置することで対策可能です。
固定式に関しては掃除しにくい、視界が遮られるなどのデメリットもあるので、油を使う料理の頻度によって考えてみましょう。
大して変わらないだろうと、かなり安価な断熱材にしたら夏は暑く、冬は寒くて後悔した。断熱材を後から壁に入れるためは大規模なリフォームが必要になります。最初からある程度の品質のものを選んでおくことをおすすめします。
洗面所や脱衣所、トイレなどのエアコンがない場所が暑いし寒い。扇風機・ヒーターでも対策は可能です。
スペースを広くとった場合や滞在時間が長いことが想定される場合は、エアコンの設置やエアコンのある空間と繋げるなどの検討が必要でしょう。
全館空調システムにしたが、電気代の割に想像していたほど快適ではなかった。ハウスメーカーが行っている全館空調モデルハウスの宿泊体験などに参加すると、実際の効果を体験できます。
見栄えを重視してエアコンを隠ぺい配管にしたが、交換の際の工事が大掛かりになってしまい大変だった。隠ぺい配管はデメリットも多いので、配管を露出できる場合は迷わず露出配管を選択することをおすすめします。
食洗機を付けておけばよかった。食器洗いは意外と時間がかかります。家事の効率化を求めるなら食洗機の設置を検討してみましょう。条件が合えば後付けも可能です。
洗面所の洗面ボウルを2つ作っておけばよかった。通勤通学の時間帯が被る場合は、洗面ボウルが2つあった方が便利です。ドレッサー機能を付ける、洗面ボウルを大きくするなども対策になります。
イエココロ編集部

我が家もアイランドキッチンですが、IHで火力抑えめかつ揚げ物はほとんどしないので、今のところガードがなくても問題ないですね。やはり「その人の使い方次第」というところが大きいのではないでしょうか。

編集部スタッフA

使い方・感じ方次第、というのは大いにありますね。

別のスタッフの話しですが、「担当者にすすめられてお風呂に配信動画も見ることができるテレビをつけたが、結局お風呂につからない生活をしているのでテレビは使っていない」そうです。

イエココロ編集部

ゆっくりお風呂につかる時間が取れたら活用できそうですが、現実は厳しいですね……。
テレビといえば、我が家のリビングにあるテレビは壁掛けなのですが、アームなしにしてしまったのでリビングのソファ以外からは見辛くて、最初からアーム付きにしておけばよかったと後悔しました。

キッチン設備や空調設備をはじめとした住宅設備は、日々新しい商品が販売されています。設備メーカーに足を運んだり、内覧会・展示会・説明会・宿泊体験に参加したりして、実際の使い勝手や効果を体験してみることをおすすめします

【6】外構

外構に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
オープン外構にしたが、目隠しが何もないため外から丸見えになってしまった。すっきりした見栄えにしたいなら、駐車場などはオープンにしつつ必要な箇所にだけ目隠しを設置するセミクローズ外構という選択肢があります。
大きな木のある家に憧れて庭に植えたが、思いの外大きくて邪魔だった。採光の妨げにもなったため、最終的に引き抜く羽目になった。採光の妨げにならないような配置を考えたり、木自体の大きさを抑えたりするとよいでしょう。
敷地の境界だと落ち葉や伸びた枝で隣家に迷惑をかける可能性もあるので、大きい木を植える場合は慎重になる必要があります。
垣根や植木、芝の手入れが大変だった。芝刈りや木の手入れ・剪定は思いの外大変です。業者に頼むと費用もかかります。事前にどの程度の頻度でどういう手入れが必要なのか調べておくとよいでしょう。
注文住宅にテンションが上がって、メルヘンチックなかわいい外構にしたが、飽きてしまった。変わったデザインにしてしまうと飽きた時に後悔しがちです。基本はシンプルにしておき、ガーデニングや置物などで雰囲気を作っていく方が、飽き辛く模様替えもしやすいですよ。
駐車場が狭くて停め辛い。荷物の運び出しはもちろん車の乗り降りも大変だ。自分が今乗っている車・乗り換える予定の車の幅を把握しておきましょう。最低限、車幅+片側1mは確保しておくことをおすすすめします。
勝手口の屋根はいらなかった。勝手口から出入りするシチュエーションやその頻度を想像して、屋根を付けるかどうか決めましょう。
コンクリートの白汚れ(はっか現象)が目立つ。コンクリート由来の製品を極力使わないことが対策となります。
手間はかかりますが、酸性洗剤や白華(はっか)専用洗剤で掃除することもできます。
外構は住みながらゆっくり完成させるつもりだったが、引き渡し時にフェンスしかない敷地を見て、完成は一緒のタイミングがよかったなと思った。
※家の完成から1年経ったがまだ未完成。
一緒のタイミングで完成させたいなら、ハウスメーカーや工務店に外構もお願いするとよいでしょう。外構業者探しから手配まで行ってもらえます。手数料がかかる場合もありますが、連携を取りながらスムーズに工事を進めてくれます。
イエココロ編集部

カーポートだけでも作っておけばよかったと心底後悔しています!!
かなりピンポイントな事例ですが、先日、ひょうが降って車がぼこぼこになってしまったので……。

編集部スタッフA

年に1度あるかないかとはいえ、その1度で車がぼこぼこになりましたからね。

そういえば、外構1年未完成の人は編集部のスタッフだったはずですが、今後どうする予定なのか聞いていますか?

イエココロ編集部

駐車スペースの施工が終わり、残っていた庭の施工に取り掛かったそうなので、完成間近と言えるでしょう。

外構費用は注文住宅の本体工事費とは別にかかりますので、その分の予算はしっかり確保しておきましょう。この分を確保しておかないと、外構に手を抜かざるを得なくなるおそれがあります。

【7】土地

土地に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
日当たりや水はけがわるい土地だった。事前に、朝昼夜と時間帯を分けて、可能であれば複数季節にまたいで、その場所や周辺の下見をしておくことをおすすめします。
とはいえ、人気の土地は競争率も高くなるためある程度のスピード感を求められることも事実です。
道路が狭く駐車場に入るのが大変だった。
住んでみたらニオイが気になった。
田んぼやため池、林が近いのか虫が大量発生する。
思っていた以上に夜が暗かった。
家から学校まで遠く、道が狭く車通りも多いので子どもが心配だ。
イエココロ編集部

土地に関しては基本的に、実際にその場に行ってみて確認してみることが大事ですね。ハウスメーカーや工務店によっては土地選びからサポートしてくれる場合もありますよ!

編集部スタッフA

次の項目にも関わってきますが、土地によっては改良工事や造成工事などの費用が必要になる場合があります。手続きにも費用がかかりますから、土地を購入するための予算は余裕を持って確保しくことをおすすめします。

土地に関する失敗は真剣に引っ越したいと思い悩むレベルの後悔につながります。予算組みから事前調査まで全力で取り組むことをおすすめします。

【8】費用

予算・ローン・税金・工事・メンテナンスなどの費用に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
予算オーバーしてしまった。あれもこれもと理想を詰めていくと予算をオーバーしがちです。打ち合わせ時に担当者にしっかり予算を伝えておくことが大事です。
高くなってしまうことを前提に、最初はあえて数百万円程度少な目に予算を伝えておくのもありですね。
毎月のローンの支払いが苦しくなって後から後悔した。余裕を持った無理のない返済計画を立てましょう。毎月の支払い額と手元に残る金額の内訳、必要な生活費や教育費など、自分たちには「いつ」「どのような」出費が必要になるのか具体的に考えることが大切です。
メンテナンス費用が高くついた。外壁は10年前後、屋根は屋根材によって10年~20年前後でメンテンスが必要になります。大型家電の耐久年数も10年程度が目安です。
特殊素材やメンテナンスし辛い設備を採用すると後々余計な費用がかかる場合があります。
固定資産税がきつい。注文住宅を建てたら、毎年、固定資産税を納付しなければなりません。
市町村によって税率が変動している場合があるので、事前にチェックしておきましょう。
地盤調査をしてみたら地盤改良が必要な土地だったので追加費用がかかった。地盤の強い土地をあらかじめ見つけることは難しいのが現状です。
改良が必要な場合、地盤の状況と工法によりますが20万円~150万円程度の幅で費用がかかる可能性があります。
電線や水道管などのライフラインが整っていない土地だったので発電機使用の費用は水道管を伸ばすなどの追加費用がかかった。事前に施工業者にチェックしてもらうことをおすすめします。
また、周りに家が建っていない土地も、設備が整っていない場合が多いので注意が必要です。
準防火・防火地域であることを知らなかったため、建材の変更などで追加費用がかかった。事前に市区町村役場や自治体ホームページで確認できます。
火に強い作りにしなければいけないため、コストがかかる傾向にあります。
イエココロ編集部

ローン返済などの資金計画は、マイホーム購入時に十分検討しておきたいポイントの一つですね。
注文住宅の予算の決め方に関して、他の記事でまとめていますので、そちらもあわせてご確認ください。

【9】隣人トラブル

隣人トラブルに関する後悔・失敗と解決法を紹介します。

事例解決法
工事中の作業の仕方や騒音でトラブルになった。近隣住民に配慮してもらえる施工業者を選びましょう。工事の時間厳守、養生シートを張る、事前に説明をするなどの周辺への配慮が必要です。
土地の境界問題でトラブルになった。工事前にきちんとした場所に境界線があるか確認しましょう。
また、住んでからも庭木の落ち葉や伸びた木の枝などでトラブルになるおそれがあるので注意しましょう。
ペット関係でトラブルになった。ペット関係のトラブルで多いのは「臭い」「騒音」「アレルギー」です。排泄物は素早く撤去する、無駄吠えさせない、室内飼いにする、などペットにストレスをかけない範囲で対策を考えておきましょう。
近所の人との付き合いがうまくいかない。まずは「顔を合わせた際には挨拶をする」「うわさ話に深入りしない/陰口や悪口を言わない」「地域のルールを守る」「プライベートに踏み込みすぎない」などのことに気を付けましょう。
町内会の行事が多くて大変。市のホームページに町内会・自治会のページがある場合は事前に年間行事などの確認が可能です。下見の際に近隣住民に聞いてみるものよいでしょう。
イエココロ編集部

適切な距離感というのも難しいですが、挨拶をする、陰口を言わない、ゴミ出しなどのルールを守る、などの基本的な事ができていれば大きなトラブルになることは避けられるでしょう。

編集部スタッフA

もしもトラブルになった際は、第三者を交えて冷静に話し合うようにしましょう。感情的になると相手もヒートアップして解決が遠のく場合がありますよ。

近くにどのような方が住んでいるかは運要素が多いとはいえ、こちらが引き金にならないように気を付けることが大切です。下見の際や工事前の挨拶の際に、近隣住民に話を聞いてみると良いでしょう

【10】施工業者

ハウスメーカー・工務店・設計事務所などの施工業者に関する後悔・失敗事例と解決法を紹介します。

事例解決法
担当者に要望がうまく伝わらない。言葉だけでなく、写真や画像、図などを用いて要望を伝えると具体的な想像ができるので伝わりやすいです。
担当者が営業の場合は、設計士・大工の方と直接話す機会を設けてもらうとよいでしょう。そうすれば、より具体的に要望を伝えられます。
予算内でできると言われていたのに、予算オーバーした上に説明もなかった。見積りやプランが分かりやすい施工業者、親身になって予算計画を考えてくれる施工業者を選びましょう。
事前に予算をオーバーするなら伝えて欲しいと念押しすること、手間かもしれませんが都度確認することも大切です。
担当者とコミュニケーションが取りずらい。この人とは無理だ、と思ったら担当者の変更を願い出るか、思い切って施工業者を変えた方が良いでしょう。
言いたいことが言えない、レスポンスが遅くて進みが遅い、という状態で建てた家が満足のいくものになるとは考え辛いです。
施工業者にお任せしたら、イメージと違う家ができた。お任せすると「自分の建てたい家」ではなく「施工業者の建てたい家」になりかねません。絶対に譲れない部分への口出しや確認作業は必要です。
イエココロ編集部

信頼できる施工業者・担当者を選ぶことはとても大事です。
とはいえ「施工業者に任せておけば安心」と全部お任せすると痛い目を見る場合もあるので注意しましょう。

編集部スタッフA

「業者にお任せ」案件で別のスタッフのすごい話があります。笑い話しとして聞きましたが、当時はご家族にカンカンに怒られたそうですよ。
大前提として間取り図をしっかり確認しなかったスタッフが悪いのですが、お任せしすぎた結果2階に3.5畳の謎の部屋ができ、階段を挟んだ反対側の10畳の部屋はあとで仕切って2人分の子ども部屋にする予定だったのに、伝え忘れたのかうまく伝わっていなかったのか、出来上がった部屋には通路も複数ドアもなく子ども部屋にできなかったそうです。

イエココロ編集部

要望がちゃんと伝わっていなかった、間取り図の確認を怠った、などでこういった状況になることはありますので、しっかり確認しましょう。

家を建てる時は、どのハウスメーカー・工務店・設計事務所で建てるかはもちろん、担当者がどのような人なのかも大切です。経験と知識があり、返事が早く、親身になって考えてくれる施工業者を選びましょう。

後悔しないために事前にできること5選!

後悔しないために事前に出来る事を5つに絞って紹介します。

最低限の知識を身に付ける

どうするのかを最終的に選ぶのはあなたです。

家を建てた後に「こんな間取りにしたかった」「こんな設備があったのか」と後悔しても手遅れです。また、全て施工業者にゆだねると施工業者が作りたい家になったり、結果的に希望が通らず後悔したりすることになります。

そうならないために、ここがよかったという感想や本記事のようにここで後悔したという事例を、事前に調べることをおすすめします。記事はもちろん、ブログやInstagram・X(旧Twitter)などで検索するとたくさんの事例が出てきますので、それらを参考に、「自分だったらどうするか」を考えて対策リストを作っておくと良いでしょう。

間取りや資材の種類などの知識があるだけで問題を解決できる場合もあります。

高橋 良彰

事前の情報収集の手段として、施工業者のホームページの建築事例はもちろん、建築コラムやブログなども参考になります。

実際にどう生活するのかをイメージする

注文住宅の間取りを決める際には、どのように生活するか、という明確なイメージが大事になります。

今の住居で満足していることや不満に思っていることはあるか、この部屋とこの部屋が近いとよさそう、などそういった不満や希望を見直すことから始めてみるとよいでしょう。
また、子どものことや子どもが独り立ちしたあと、老後のことなども想像してみるのもお勧めです。

高橋 良彰

今、お住まいの家の良いところ、悪いところをご家族で話し合ってみると、どんな空間がご自分たちにとって理想的なのかが少しずつ具体的にイメージできてくるかと思います。

妥協できないラインとできるラインを決める

本来は妥協せずにとことん考えた方がよい、と言うべきかもしれませんが、絶対にここは下回らないというボーダーラインを考えておくことは、ストレスを抱えすぎないためにも大事です。これ以下は絶対に無理、というラインを把握しておくと、施工業者との打合せもスムーズに進みますし、いざという時の取捨選択がしやすくなります。

住宅機能を重視するのか、予算を重視するのか、周辺環境を重視するのか……。自分の判断でしっかり決めたことであれば、後悔があったとしても「理由があって自分できめたことだから」と気持ちの整理もつけやすいです。

高橋 良彰

私の場合、プランニングする際、様々な条件、建主さんのご要望などを考慮して、優先順位をつけてプランを検討していきます。
建主さんのご要望の優先順位がはっきりしているとプランニングもスムーズに考えられ、理想の住まいに近づけられます。

理想を叶えてくれる業者を選ぶ

複数のハウスメーカーや工務店、設計事務所を比較検討することが大切です。
まずは見積りの検討からはじめ、わかりやすい金額やプランで話をしてくれているか、自由度はどれくらいあるのか、担当者がコミュニケーションが取りやすいか、話をちゃんと聞いて提案や見積りをだしてくれているか、などしっかり確認しましょう。

高橋 良彰

施工業者のホームページに建築実例が紹介されているなら、希望の間取りや坪数の実績が豊富かどうかも判断基準になると思います。
また、ネット上の情報だけではなく、実際に完成見学会やモデルハウスに足を運ぶことも大事です。

事前に土地の周辺調査を行う

家に関してはDIYやリフォームなどで手直ししていくことが可能ですが、土地の周辺環境は引っ越し以外対応できません。家の周辺はもちろん、学校までの距離や周辺施設・道路状況などを、季節や時間ごとに時間を作って直接見てみることをおすすめします。

高橋 良彰

施工業者に土地探しの相談をしてみるのも良いでしょう。手数料がかかる場合がありますが、土地探しから購入までサポートするサービスもあります。

知っておくべき「新築ブルー」「マイホームブルー」

「新築ブルー」「マイホームブルー」という言葉をご存じでしょうか。
マイホームの購入前後、住む直前や住んでみてから、「気分が落ち込む」「不安が増す」「イライラが募る」など、精神的に不安定な状態になることを言い、ひどい時にはノイローゼ気味になってしまうこともあります。
この状態が長引くと、理由なく家族に八つ当たりをしてしまったり、夫婦間のトラブルが深刻になるおそれがあります。

「新築ブルー」「マイホームブルー」になる原因

「新築ブルー」「マイホームブルー」に陥る要因としては以下のようなものがあります。

  • 新居への不満や後悔
  • 大きなローンを抱えることへの不安
  • 新居の購入準備や引っ越しによる疲れやストレス
  • 新生活に対する不安

以上のような原因で「新築ブルー」「マイホームブルー」になる可能性がある事を理解して、そうならないように事前に準備・対処するのが一番ですが、状況次第では新築ブルー・マイホームブルーになってしまうこともあるでしょう。

「新築ブルー」「マイホームブルー」の克服方法

「新築ブルー」「マイホームブルー」なってしまった場合の対処法としては以下のようなものがあります。

「家」の不満はリフォームやDIYでカバー

新居の間取りや内装に対する不満が原因の場合は、DIYでリフォームしたり、好みのインテリアに凝ったりして、住みやすさの改善に取り組んでみることをおすすめします。「改善できる」という状況から気分が落ち着き、自分の手で改善していくことで新居への愛着が湧いてくるはずです。

それでも納得できない場合には、思い切って業者を探してのリフォームを検討してみるのもよいでしょう。いざとなれば、今の家を売却して引っ越しもできます。

「いざとなればどうとでもなる」という割り切りは大事ですよ。

他人と比べない

友人・知人の家や近所の家の方が、自分の家よりも理想的に見えてしまうこともあるでしょう。そういう時は、周りの家を見るのをきっぱりやめてしまいましょう。または、割り切って模様替えやリフォームの参考にしてしまいましょう。

友人・知人や近所の家が素敵に見えても、「実際に住んでみたら不便だった」なんてこともありますから、気にしすぎないことが大事です。

小さな「よかったこと」を積み重ねる

精神的に不安定な状態だと、ついつい悪い点にばかり目がいってしまいがちです。
家族の意見を聞いたり、前の住宅から良くなった部分を書き出したりしてみると、案外新居が良い家であることに気づくケースが多いです。また、気になる部分を書き出せば、その部分を解消することで新居に対する不満をなくすことにもつながりますよ。

日々の暮らしの中で、子どもが笑顔だった、とか、家族で食卓を囲んだ、などのちょっとした楽しかったことや嬉しかったことを積み重ねていくことも大事ですね。

「最初から100%満足する家は難しい」「後悔するかもしれない」と想定しておくのは本来であれば嫌なことです。ですが、いざとなればリフォーム・リノベーションもできますし、売却して引っ越してもよいのです。思いつめないようにしましょう。

Q&A|プロに聞く気を付けた方が良い間取りとは?

専門家から見て、上でまとめた事例以外にも、気を付けた方が良い・おすすめできない間取りはあるのでしょうか?

玄関ホールの無い間取りはどうでしょうか?
高橋 良彰

基本的には玄関ホールはあった方が良いかと思います。
プランの都合で玄関ホールをつくれない場合、玄関ドア廻りとLDKを間仕切れる建具などを用意するか、玄関ドアを開けたときに室内に何が見えるのかを考えて、見せて良いものと悪いものを考えましょう。見せたくないものを見せないために玄関の位置を配置変えしたり、目線をそらすために小壁をつけるなどの工夫が必要になります。

玄関ホールがなく、玄関とLDKが直接つながっている間取りの場合、ドアの開閉で外気温がリビングまたはLDKに流れ込んだり、虫や花粉・ホコリ・風・臭いが入り込んだり、視線が通って気になったり、外部からの影響が懸念されます。
面積をコンパクトに出来たり動線がスムーズになるなどのメリットもありますので、それでも良いという場合やプランの都合上仕方ない場合は、デメリット部分を思い出して工夫してみてください。

リビングスルーの動線はどうでしょうか?
高橋 良彰

リビングのインテリアのレイアウトをしっかりイメージした上で生活動線をシュミレーションする必要があります。
例えば、TVとソファの間を人がいったりきたりする頻度が多い間取りだとくつろぎの空間が台無しになるケースもあります。

リビングを中心としてすべての空間と動線を繋げてしまうと、リビングがただの通路・収納になってしまい、くつろぐ空間からかけ離れてしまう、来客の際には生活空間が丸見えになってしまう恐れがあります。
人が集まる開放感のあるリビングにしたい、という意図があるとは思いますが、あまり多くの空間と繋げすぎない方が良いでしょう。

まとめ

本記事をまとめると以下のようになります。

  • 最初から100%満足の行く家を建てることは難しいと言われている
  • 注文住宅に関する多くのことを自分で決めないといけない
  • 既に注文住宅を建てた方の貴重な後悔・失敗事例を参考にすることが、注文住宅成功のカギ
  • 後悔・失敗事例の紹介
  • 実際にどう生活するのか、自分だったらどう感じるのかを考えることが大切
  • 事前調査や施工業者選びはしっかり行う
  • 「新築ブルー」「マイホームブルー」の原因は「新居への不満や後悔/不安/ストレス」
  • 家の不満はDIYやインテリアで改善するか、思い切ってリフォームしてしまう

一口に注文住宅と言っても、人によって理想のかたちは様々です。ある人にとってよかったことも、ある人にとっては後悔するポイントになる場合もあります。
紹介した事例を参考に、自分はどう感じるのかを把握して、対応策を練っておくとよいでしょう。

本記事が、後悔のない注文住宅づくりの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

IECOCORO編集部
群馬・栃木・宮城・山形で注文住宅の情報誌「IECOCORO(イエココロ)」を発行する編集部。WEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、地域の工務店情報のほか、多数の建築実例とイベント情報を紹介しています。

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