家を建てるタイミングはいつ?マイホームを検討している方へおすすめの時期や傾向をご紹介!

人生において最も高額な買い物が「家」といえるでしょう。

重要な買い物になるからこそ、例えばローンのこと、間取りや立地のことなど考えることは多くなります。
特に初めてマイホームを持とうとしている方にとって「家を建てるタイミング」は悩みどころではないでしょうか。

本記事では、家を建てるタイミングについて「統計データ」「ライフステージごとの考え方や経験談」「ローン返済や住宅制度についての紹介」の視点を通じて解説します。

この記事を書いた人

IECOCORO編集部
群馬・栃木・宮城で注文住宅の情報誌「IECOCORO(イエココロ)」を発行する編集部。WEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、地域の工務店情報のほか、多数の建築実例とイベント情報を紹介しています。

目次

家を建てるタイミングはいつ?年齢・年収・居住人数をデータで確認

住宅購入の統計データ

国土交通省は、毎年「住宅市場動向調査報告書」という資料を発表して住宅取得に関する様々なデータを公開しています。まずはこの資料を参照し、初めて注文住宅を購入する方の傾向はどうなっているのか見てみましょう。

本章では、「年齢」「居住人数」「年収」という3つのデータをご紹介します。住宅購入に適したタイミングを検討する上で、大まかな目安として統計データを参考にすることもおすすめです。

住宅の一次取得は世帯主年齢で30代が最も多い

グラフ-住宅一次取得者の世帯主の年齢
出典:国土交通省住宅局 令和7年度 住宅市場動向調査報告書
(マークアップは執筆者による)

新築の注文住宅に関して、令和7年度の世帯主年齢を見てみると30代が38.5%と最も多いことがわかります(平均値は44.7歳)。同資料によると注文住宅のローン返済期間の平均値は令和7年度で「34.4年」なので、定年退職を踏まえた完済時期を考えた結果として、30代で購入するというケースが多くなるのでしょう。

平均居住人数は3人が最も多い

グラフ-住宅の居住人数
出典:国土交通省住宅局 令和7年度 住宅市場動向調査報告書
(マークアップは執筆者による)

居住人数で見てみると、「3人」との回答が最も多く、平均人数は3.0 人です。次いで「2人」「4人」という割合になっています。

【参考】きっかけは「子どもができる・育てはじめるタイミング」!

「住宅市場動向調査報告書」では、注文住宅取得世帯における子どもの居住人数に関するデータも公表しています。詳しく見てみましょう。

グラフ-注文住宅取得世帯における中学生・高校生の居住人数
出典:国土交通省住宅局 令和7年度 住宅市場動向調査報告書
(マークアップは執筆者による)※以下2つも同じ

中学生・高校生の居住人数は「0人」との回答が89.0%にのぼっています。それでは、注文住宅を取得した方の中で、小学生以下の子どもと住んでいる割合を見てみましょう。

グラフ-注文住宅取得世帯の小学生以下の有無

約半数が「住んでいる」と回答しています。
さらに、居住人数に着目してみると、以下のような結果となっています。

グラフ-注文住宅取得世帯の小学生以下の居住人数

小学生以下の居住人数については「0人」~「1人」という結果が多くの割合を占めています。

まとめると…
  • 注文住宅取得世帯においては、9割近くが「中学生・高校生の子どもの居住人数は0人」
  • 小学生以下の子どもは「住んでいる」「住んでいない」が約半数ずつの割合
  • 小学生以下の居住人数は約半数が「0人」、次いで「1人」

このことから、家を買うきっかけは「子どもができるとき」や「1人目の子育てが始まったとき」といったタイミングになっていることが推測されます。

注文住宅を買う時の平均世帯年収は1,129万円

グラフ-注文住宅一次取得者の平均世帯年収
出典:国土交通省住宅局 令和7年度 住宅市場動向調査報告書
(マークアップは執筆者による)

世帯年収の全国平均としては、令和7年度で1,129万円です。一方、割合に注目すると「600~800万円」に次いで「800~1,000万円」も多く、金額の幅があるようです。

世帯年収は、「妊娠・出産」「転職」「病気」などのライフイベントで変動することがあります。家を建てるにあたっては自分の年収を踏まえて検討することはもちろんですが、将来の家庭状況を想定して余裕を持った資金計画を立てることも大切です。

【参考】頭金はどれくらいあればいい?

「住宅市場動向調査報告書」では、自己資金額(頭金)の中央値は令和7年度で300万円となっています。今は低金利が続いているので、頭金が少なくても購入に踏み切る方が多いようです。

グラフ-注文住宅住宅建築資金の内訳

出典:国土交通省住宅局 令和7年度 住宅市場動向調査報告書
(マークアップは執筆者による)

頭金については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

実際に家を建てるタイミングってどんなとき?おもな事例4選

家を建てるタイミング事例4選

本章では、家を建てるにあたり具体的なタイミングを解説していきます。

タイミングと一口に言っても、ライフステージに合わせて様々な事例があります。実際に家を建てた方の声もご紹介しますので、参考にしてみてください。

①結婚・出産を経て家族が増えるとき

家を建てるにあたり、結婚や出産は家族で暮らしていく場所を決めるための重要なタイミングとなります。
「子どもが産まれる前か後か?」「転勤などで引越しする心配はないか?」「きょうだいが出来た時に部屋数は足りるか?」など、パートナーとよく相談して考えてみましょう。

Aさん

考えたり、打ち合わせしたりするのにまとまった時間が使えたので、妊娠より前にマイホームを購入して良かったです!

Bさん

子どものために広い部屋を1つつくっておいたけど、その後3人産まれて部屋が足りなくなりました…。最終的に部屋を分割することでなんとかなりました!

②子どもの成長に合わせて

①の「結婚・出産を経て家族が増えるとき」と少し共通する部分がありますが、こちらは子どもの成長を重視した考え方です。幼稚園入園や小学校入学前にマイホームが持てれば、転園・転校の可能性を抑えることができます。

転校で人間関係や周りの環境が変わってしまうことは子どもにとってストレスとなることもあるため、そうした負担を考えるとできれば避けたいものです。早めに定住する場所を決めておければ、子どもも親もその地域のコミュニティの中での暮らしを確立できます。

Aさん

子どもは年齢とともにかかるお金が増えていくので、まだ小さいときに家を持ってしまった方が良いと思います!

Bさん

子どもの友達作りやママ友作りがその土地建物からスタートできるので、頭金さえあれば、子どもが産まれたタイミングでマイホームを持った方が良いかもしれません。

③昇進・昇格で年収が上がったとき

年収が上がることで、住宅ローンの審査にも通りやすくなりますし、支払いも少し余裕を持って行えます。収入面が潤ってきた段階でマイホームを検討するのもタイミングとしては丁度いいと思われます。

Aさん

マイホームは人生の中で一番大きな買い物なので、年収に見合った家を慎重に検討しました。

Bさん

定年までに返済終了と考えると30代前半くらいが勝負だと思います。とにかく仕事を頑張って年収を上げること。昇進できれば一番かな……。

④ローン返済の見込みを立てたタイミング

前章でも少し触れましたが、住宅ローンの返済期間は平均33.9年というデータが出ています。年収は上がっていくだけではなく、勤務先の状況により下がったりする可能性もある為、上限に余裕を持った返済計画を立てることが重要です。

Aさん

住宅ローン返済を軽くするため、子どもが小学生に上がるタイミングギリギリまで貯金をして、同じ地区内で家を建てました。

Bさん

最初の10年位は住宅ローン控除もあって余裕があるように感じましたが、控除が無くなったタイミングで子どもの教育費が増えていたので、控除期間中にもう少し貯金しておけばよかったです。

Cさん

最低でも20年先~定年後を予測した返済計画を立ててから住宅購入に踏み切りました。途中の軌道修正も当然あると思った方がよいと思います。

家を建てるタイミングで知っているとトクする制度

家を建てるときに知っているとトクする制度

冒頭でも述べましたが、マイホームの購入は一生の中でも非常に大きな買い物になります。様々な住宅制度をうまく活用して負担を減らすことも重要なポイントです。本章では、おもな住宅制度を2つご紹介します。

住宅ローン減税

住宅ローン減税は、住宅ローンを利用して家を新築した場合に、毎年末の住宅ローン残高から一定額が所得税などから控除される制度です。

住宅ローン減税を受けるには、住宅の種類や性能などに応じた要件を満たす必要があります。これから建てる住宅であれば原則対象となりますが、住宅の性能や入居時期などによって適用条件が異なるため、詳しくは国税庁の「マイホームを持ったとき」のページをご確認ください。

みらいエコ住宅2026事業

みらいエコ住宅2026事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、省エネ性能の高い新築住宅の取得に政府が支援を行う事業です。

住宅の性能に応じて、1戸につき最大で以下の補助金が受けられます。

  • GX志向型住宅は125万円
  • 長期優良住宅は80万円
  • ZEH水準住宅は40万円

詳細は国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」のサイトをチェックしてみてください。

GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅とは?
GX志向型住宅

ZEH水準を大きく上回る省エネ性能を持つ、脱炭素志向型住宅のことです。一般的な立地(寒冷地・低日射地域・多雪地域・都市部狭小地等以外)では、以下の4つ条件を満たすと該当します。

  • 断熱等性能等級6以上
  • 再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率が35%以上
  • 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率が100%以上
  • 高度エネルギーマネジメント(HEMS)の導入

参考:みらいエコ住宅2026事業「新築住宅の省エネ性能」

長期優良住宅

国が定めた基準をクリアし、「長く安心・快適に暮らせる」と認定を受けた住宅のことです。以下の基準を満たすことで認定されます。

  • 長期に使用するための構造及び設備を有していること
  • 居住環境等への配慮を行っていること
  • 一定面積以上の住戸面積を有していること
  • 維持保全の期間、方法を定めていること
  • 自然災害への配慮を行っていること

参考:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会「長期優良住宅とは」

ZEH水準住宅

実質的なエネルギー消費量がゼロ以下になる住宅「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)」のことで「ゼロ・エネルギー住宅」とも言われます。住宅の性能を高めることで日常の消費エネルギー(電気やガス)を減らしつつ、太陽光発電などを用いてエネルギーを創り出すことで「創出エネルギー≧消費エネルギー」を実現します。

参考:資源エネルギー庁「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について – 省エネ住宅」

これらの制度を活用することは、金銭的な負担を減らせることはもちろんですが、省エネルギーに配慮した性能の高い家を選べるきっかけにもなります。安心・安全に長く住める家を検討することも大切でしょう。

家を建てるタイミングを考えることは家族の未来を考えること

まとめ-家を建てるタイミングを考えること=家族の未来を考えること

家を建てるタイミングは様々ですが、本記事で述べてきたように「結婚・出産」「昇進・昇格」「ローン返済の見込み」など、人生の節目での決断となることが多いです。
マイホームのことを考える時間は、必然的にパートナーや子どもとの未来を考える時間になります。お金のこと、子どもの成長のこと、老後のことなど、この機会に見直したり話し合ったりすることはとても大切です。
家を建てることは一生のうち、そう何度もありません。国も様々な住宅支援制度を実施して、家づくりを後押ししてくれます。じっくり相談し合い、自分たちに合ったタイミングを見つけましょう。

家づくりのタイミングが決まったら、次はお金のことを考えてみましょう。注文住宅の相場や費用について、下記の記事で解説していますので、予算を決める際にぜひ参考にしてください。

群馬・栃木・宮城・山形で注文住宅を建てるなら

イエココロのWEBサイト「自慢の注文住宅集めました。」では、群馬・栃木・宮城・山形を中心とした工務店情報やモデルハウス情報のほか、多数の「建築実例」を紹介しています。お近くにお住まいの方は、ぜひチェックしてください。

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