建築実例造作カウンターキッチンに丸太ベンチ
いつまでも飽きない憧れの純和風住宅
杉内建設
以前から和風住宅に憧れていたKさん。その時々の流行に左右されず、歳を重ねても飽きを感じることなく住み継いでいけるような家を建てたいと考えていたところ、住宅雑誌IECOCOROをキッカケに目に留まったのが杉内建設。掲載していた写真の雰囲気や自然素材を豊富に取り入れている点に惹かれ、さっそく事務所に話を聞きに行ったという。
外観
テーマは「老後を迎えても夫婦で楽しく過ごせる平屋」。化粧垂木や妻飾り、石畳のアプローチなど和のテイストを随所に盛り込んだほか、黄色の塗り壁も味わいを感じさせる。
ダイニング
奥様と気軽に声が掛け合える距離の近さに加え、シンプルなフォルムを魅力とするDovre（ドブレ）の薪ストーブもこだわりアイテムの一つ。
リビング
勾配天井を豪快に駆け抜けていく梁は良質な松丸太。さらにナラの床をはじめテーブルや建具、TVボードも全て手づくりで対応するなど自然素材の優しさに満ちあふれている。
キッチン
キッチンは「メーカーの既製品では全体の雰囲気と合わない」と考え、無垢材を多用したオーダーメイド。さらにダイニングで過ごすご主人と目線が合うよう床を一段低く設定。
和室
和室は寝室として活躍。陽なたぼっこを満喫するための縁側に雪見障子、さらには葭簀＆格天井や京都の北山杉をあしらった床柱。塗り壁もワラ入り珪藻土仕様と実に個性豊か。
玄関
外物置の代わりにと、玄関ホールには充分な奥行きと可動棚を完備した土間収納を実現。特に建具は細かな桟から、職人の技術の高さを窺える仕上がり。
洗面脱衣室・洗面化粧台
壁に張った無垢のサワラが温泉旅館をイメージさせる洗面脱衣室。鏡の枠まで手づくり。
トイレ
障子を取り入れることで、旅館の一角を思わせるようなトイレに。床に使用した「よしず」調のクッションフロアは雰囲気を壊さず、手入れも簡単
インテリア
杉の一枚板が目を引くダイニングに丸太の質感をそのまま現したベンチなど、ダイニングはご主人いきつけの居酒屋を参考にデザイン。
間取り図
COMMENT
オーナーの声
杉内建設さんの現場を見学したとき柱や梁、壁の迫力に圧倒されて、夫婦そろってひと目惚れでした。また、まだ予算や土地も決まらず「真剣に考えているのか」と思われるような状態なにも関わらず杉内社長は本当に親身になって相談に乗ってくれたんです。施工に携わってくれた職人さんも笑顔の絶えない、個性あふれる方たちばかりでしたね。
Kさんご家族
DATA
本体価格（建築当時）
2,000〜2,500万円
延床面積
35.2坪
工法・構造
木造軸組工法
階数
平屋
外観テイスト
和風
内観テイスト
和風
こだわり
新築、平屋、エクステリアにこだわり、造作キッチン、土間収納、造作家具・建具、大黒柱・梁の現し、自然素材をふんだんに使用、薪ストーブ・ペレットストーブ、木造軸組工法
