IECOCORO NAVI

家族で叶える注文住宅、サポートします。

第4回 『光り考』

毎回同じような書き出しになってしまいますが…前回からあっという間の4ヶ月。開放的な夏を終え、時は9月となりました。窓からは肌寒さを感じさせる夜風が流れ込んできます。やはり締め切り前日、しかも夜に原稿を書いている筆者であります。夕方編集長から電話をもらわなければすっかりと原稿のことなど忘れ、お酒を飲んでいた可能性がありました。※1(編集長、毎回ドキドキさせてごめんなさい。)

今回からはシリーズ名が若干変わり「光り考」となっています。前回までは人工的な灯りをメインテーマにとりあげていましたが、今回からは基本に立ち返り太陽光について考えていきたいと思います。さて、その記念すべき第1回はなんと「取材」をしての内容となります。

取材先は“栃木県宇都宮市大谷町”にある「大谷資料館」。ここには大谷石の採掘場跡があり見学ができるようになっているのです。筆者たっての希望で取材を敢行いたしました。

取材は8月上旬。(原稿締め切りから1ヶ月以上前の取材にもかかわらず、結局締め切り前日になってしまったのはきっと余裕がありすぎたための安心感からと思われます。)取材当日は抜けるような青空で快晴!快晴!半端ない暑さでありました。

編集長M氏の駆るイエココロ号※2でいざ東北道鹿沼インターを目指します。

鹿沼インターを無事おり※3筆者のナビゲーションで大谷市を目指します。大谷町に入るとさっそく出迎えの看板がたっています。大谷町ならではの大谷石の看板かと思いきや鉄骨を使った歴史を感じさせる看板であります。記念撮影もそこそこに大谷資料館に向かいます。

ooya1

到着!資料館の周りから既に採掘の跡が伺えます。期待はどんどん盛り上がってきます。

いざ採掘場跡へ!!※4

階段を一段下がるごとに冷気が…この跡地は年間平均気温が8℃だそうです。8℃って…相当寒いじゃありませんかっ!この日の宇都宮の最高気温は37℃。その差なんと29℃です。涼しさが気持ちいいなと思ったのは階段を10段程降りたところまででしょうか。息は白く曇ります。※5レンズも白く曇ります。冷気に負けず歩を進めていくと…

なんと幻想的な空間が!!!

ooya2 ooya3

美しい…※6 さらに歩を進めて行きます。

ooya4

採掘場跡地という非現実的で幻想的な空間に差し込む太陽光。天窓のように切り取られた穴から降り注ぐ光りは神秘的にさえ見えます。※7

ooya5

この圧倒的で神々しいまでの「光り」をウンチクめいた言葉で説明してしまうことは筆者には憚られます。この1ヶ月の間どのような言葉で伝えればいいのか悩んでみましたが、結論としては

「皆様、いざ!大谷資料館へ!!」ということだけです。

素敵な空間は自分の身をそこに置いて、感じることが一番だと筆者は思っています。人工的では無い光りにこそ本当のドラマがあるのかなと考えさせられた一日でありました。※8


※1 なんだか嫌な予感がしていたのです。「あれ、原稿こないな…もしかして…いや、まさかな…」という緊張感漂う、秋の夜長の出来事でした。
※2 車種は白いダイハツのエッセです。中年2人が軽自動車で取材に行くというのもなかなかシュールな絵図なのかもしれません。
※3 著者曰く、私(編集M)は話に熱中しすぎると、ジェスチャーが大きくなり握っているハンドルを離してしまう、とのこと。今までまったく気が付きませんでしたが、どうやら著者はとても怖い思いをしたようです。反省しております。
※4 ここでトラブル発生です。なんと著者は、カメラのバッテリーを自宅に忘れてきてしまったのです。ということは、私(編集M)が編集部から持ってきたカメラで撮影するということになるわけで…著書も心配していた「私の腕前」による写真をどうぞご覧ください。
※5 夏でも上着を持って行った方が良いでしょう。本当に寒いですよ。また、地面が天井からの水滴でぬかるんでいるため、足元はスニーカーや汚れても大丈夫な靴で行くことをオススメします。
※6 「隣が綺麗な女性だったら良かったのに…」とつぶやく著者の独り言を私は聞き逃しません。
※7 この写真が取材の目的だったのです。
※8 写真はいかがだったでしょうか…著者も書いている通り「大谷資料館」、とても素敵な場所なので、ぜひ一度訪れてみてください。


山﨑かずお

著者プロフィール
多摩美術大学建築科卒。都内設計事務所勤務を経て、フリーランスの商業建築設計及びグラフィックデザイナーとして活躍。現在は「サラリーマン道」を究めるため、某住宅メーカーに在籍中。

ページトップへ