建築実例大好きな本を、より身近に…豪壮な
地松の梁も見事な、平屋の「木の家」

定方建設
アントニン・レーモンドの井上房一郎邸やフランク・ロイド・ライトの旧山邑家住宅、姫路城に厳島神社の神社仏閣。様々な「やりたいこと」を明確にしつつ、住まいのイメージを固めたYさん。ありきたりな家が多いハウスメーカーでは対応不可能、設計事務所も「作品」感が強く、設計者の意向が重視されることもあり、定方建設に家づくりを依頼。
リビング
豪壮な地松の梁、メイン壁を彩るウッドパネルや檜の大黒柱。「図書館に住みたいくらい本が好き」という理想をカタチにした、天井まで続く造作の本棚も驚きのアイデア。
外観
1970年代に流行した色鮮やかな青緑(せいろく)瓦と、滴り落ちる雨粒が心地よく耳に響く鎖樋。赤茶色に塗装したレッドシダーの羽目板も含め、旧井上房一郎邸を参考に。
ダイニング
和を意識しつつも、青のタイルや黄色の壁紙といった華やかなカラーを織り交ぜたダイニングキッチン。コップを並べた飾り棚も「お客様自身に使うものを選んでほしいから」。
和室
和室
モダンなデザインが増えるなか、和室は伝統的な真壁造り。床の間の壁には生産地まで確認に訪れたという大谷石を取り入れたほか、赤茶色の床柱は高級材として有名なカリン。
洗面脱衣室・洗面化粧台
祖父母の家で大切に使用されていた足踏みミシンをリメイクした2階の洗面台。
インテリア
伝統工芸品である「江戸切子」の皿を、和室の欄間に取り入れている。この発想力には見事という他ない。
その他
上棟を祝して、無垢の一枚板で製作した手形。一生の思い出をカタチにする取り組みも。
書斎
吹き抜けに面した2階には、一人でゆっくりと好きな本が読める書斎スペースも。
玄関
壁いっぱいの大容量の収納棚が印象的な玄関ホール。
COMMENT
オーナーの声
「和の建築や木の扱いに長けている」「伝統的な技術・工法も知り尽くしている」など多々ありますが、一番は要望に対して「できません」とは一切口にしない点です。本当に沢山の要望を叶えてもらったので「金額が跳ね上がったりしないか」と心配したほど(笑)。定方建設さんでなければ、私たちが求めた家は絶対に実現できなかったと思います。
Yさんご家族
DATA
家族構成
夫婦
工法・構造
木造軸組工法
階数
平屋
外観テイスト
和モダン
内観テイスト
和モダン
こだわり
新築、2階建て、延床面積30坪以下、読書、ディスプレイ・コレクション、吹き抜け、書斎、大黒柱・梁の現し、自然素材をふんだんに使用、木造軸組工法

この家を建てたのは…

定方建設
群馬県太田市高林寿町604-5