

エコライフという責任

「カーボンニュートラル」とは
「CO2削減=エコロジー」のイメージがメディアによって前面に押し出される中で、薪を使用するために、森林を伐採する。木を燃やすにあたりCO2を放出する。薪ストーブはCO2排出に影響しない。それだけ聞くと誤解される方もいるかもしれない。もちろん、薪を燃やすことによりCO2は排出される。だが考えてみて欲しい。そこから排出されるCO2は木々が生長する過程で、光合成により大気中から吸収したものなのである。排出量は1グラムたりとも吸収したCO2より多くはない。結果として、薪を燃やしても新たなCO2を生み出さないということになるのだ。そして、新たに薪として使った分の木を植え、育てる。そうして生長していく中で、燃やした分のCO2を吸収し、大気から取り除く。
このサイクルは「カーボンニュートラル」と呼ばれ、限りある化石燃料の温存に寄与し、エネルギーの自給率を高める効果がある。
燃料となる薪にも目を向けたい。これまで、使用されず放置されてきた間伐材。住宅を建てる際に出てしまう廃材。果樹農家から出る木々。今まで使い道のなかったものが燃料として有効利用できる。それだけではない。先に挙げた木々は、放置しているだけで腐敗し、CO2の20倍となるメタンガス(CH4)を発生させてしまう可能性を持っている。それらを燃料として活用することで、エネルギーとして生まれ変わらせることができるのだ。
ある大学院の研究では薪ストーブ1台におけるCO2削減効果は、ハイブリッド車5台分あるという試算も出されている。
この研究結果には驚くばかりだが、薪ストーブというものが研究対象として扱われているという事実自体が、いかに注目を集めているかを端的に表している。
また、一連の環境問題への意識の高まりを受け、環境省は薪ストーブ設置に1台あたり20万円(設備費用の三分の一以内)の助成金制度を設けている。しかし、助成金制度には地域協議会の立ち上げや、薪ストーブユーザーの確保など、厳しい条件がある。
ここ群馬県内でも地域協議会はあるものの、まだまだこの制度は浸透していない。太陽光発電、オール電化住宅のような普及率、認知度。
その高まりに期待が持たれている。
普及への課題
火を使う以上、薪ストーブに危険性が孕んでいることも確かだ。だが、その現状を打破しようと、薪ストーブの普及やエネルギーの自給などに取り組む企業・団体が増えているのも事実である。その取り組みの一環として、先述した助成金制度の更なる促進を積極的に行っており、かつて日本人が親しんだ「かまどの文化」の復活に尽力している。
幅広い用途とその魅力
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